宝塚記念 2019 レース回顧・結果

宝塚記念2019のレース回顧・結果

阪神芝内2200m良
2:10.8 60.0-58.9 S^1
12.6 - 11.4 - 11.5 - 12.4 - 12.1 - 11.9 - 12.0 - 11.6 - 11.5 - 11.4 - 12.4

展開分析・総評

 う~ん…まあ言いたいことはあるけど、予想としては貫きすぎたというのが大きいかな。気持ちとしては想定外に近い展開にはなったので、スローでも問題ないリスグラシューを本命にしておいて本当に良かったというのと、もう少し全体の予想の中にスローになってもいいような印の打ち方をすべきだった…融通がないなというのを痛感したのと、音無師は指示を出すと害悪でしかない…ということかな。ただ本命馬が来る来ないは自分にとってGIにおいてはすごく重要なことなので…そこだけはちょっとほっとしている。馬券は最近スランプなだけに、きっかけにしないといけないんだが。妙にカープの好不調とリンクしてしまっているのがなあ。

 スティッフェリオがあのスタートでいけないのは音無師が好位で進めろって言ったからだろうなと。逆にあれで競っていける馬が減ってしまったので出負けしたキセキも楽に挽回したうえでスローに落とせたというのはある。これも含めて競馬だけど、キセキに対して競っていく馬が少なくなってしまったのが今の騎手の低レベル下、そして外国人ジョッキーの台頭を許す温床になっているんだと思う。日本人の悪いところは外から来た人、あるいは目上の人間に対しては融通を利かせるけど、明らかに目下の人間に対して自分の意見(正否に関わらず)を押し付ける風習があると思う。今回は丸山を責められん…音無師は調教師としては有能なんだろうけどね…。

 展開分析としてはキセキが二の足で苦労気味ながらも楽にハナを取れるような前半のどうぞどうぞ。そしてその緩い流れを察知したレーンとリスグラシューの外からのスーっと先行策。スワーヴもこれをしたかったんだろうと思うがゲートが悪かった。リスグラシューが番手をとった段階で1~2角で落ち着いてそのまま中盤は12秒前後から後半は4F勝負。川田が有馬で甘くなったのを修正して明確にL4からのペースアップというのは、川田はラップ分析面での知識というかある程度意識しているのかなというようなロンスパの仕方だったと思う。ただ、こういったある程度強気の仕掛けができるぐらいに前半に貯金があったというのは確かかな。馬場は土曜の予想の想定の真ん中に近いぐらいだと思っていた(7R2200mの時計は自分の中でちょうどぐらい、標準~稍タフぐらいの馬場)なので、この走破時計は優秀だと思う。

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