ジャパンカップ 2021 レース回顧・結果

ジャパンカップ2021のレース回顧・結果

東京芝2400m良
風向き:後ほど…
2:24.7 62.2-58.6 S^4
12.7 - 11.5 - 12.8 - 12.6 - 12.6 - 12.3 - 11.6 - 11.6 - 11.7 - 11.6 - 11.5 - 12.2

分析・総評

 まずは福永お疲れ様という感じやね。ラストランで福永でって基本的にあんまりいいイメージが無いというか消極的になりがちだったけど、結果的にシャフリヤールより後ろとはいえ前半はやるべきことをやってきたなと思って見ていたし、向こう正面では結構安心してみていたけどね。東京も外の馬場の方が良く感じたので変に内に拘らずに向こう正面でシャフリヤールを意識出来た時点でこの馬場なら多分差すだろうと思っていた。敢えて言うならシャフリヤールが自分の予想を超えられなかったという感覚かな。正直オーソリティとの比較で考えれば2馬身差は当然だと思っている。

 それよりも和田何してんねんの方が気持ちは強いけど。出負けした時点で難しいタイプの馬だからこれはもう運が悪かったというほかないけど、武史がこの状況で逃げの手を狙ってくるというのも嫌らしいね。ちょっと意識しておかないといかんなと。結果的にあそこでキセキが動いたのでドスローでもロングスプリントになったという感じ。武史は逃げの手を打つのは良いけど、やっぱりレースメイクというか戦略を立てるのはまだ甘い。アリストテレスで逃げるならもう少し向こう正面を引き上げて勝負すべきだったね。ロングスプリント的な競馬では並の馬だから。

 ラップから判断しても62.2-58.6だからS^4レベル。想定で61-58ぐらいだったから想定よりも明確にスローバランスで正直想定外レベル。しかも後半1000も想定より遅い(まあ6Fに分散したのもあるし途中からキセキの単騎なのでというのはあるが)。ただ、馬場自体は多分想定に近い状況で、時計が遅かったのは前半が遅すぎたことが大きい。実質的には標準馬場でのロングスプリント特化に近い競馬だったと思う。そらコントレイル勝つわなって感じ。一頭だけ上がり33.7が示している通りで、やはりこのレベルで馬場適性が出たと思うよ。シャフリヤールは直線少し窮屈だったけどラストも良いところが無かったから、超超高速巧者の域は出ないと思う。結局馬場よ。そこさえ間違えなければ大きくは間違わないんだなという感じやね。

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