天皇賞春2023のレース回顧・結果

天皇賞春2023のレース回顧・結果

京都芝外3200m稍
3:16.1 59.7-75.6(FA12.60)-60.8 H^1
12.3 - 10.8 - 11.9 - 12.1 - 12.6 - 12.0 - 12.0 - 12.6 - 12.8 - 12.9 - 13.3 - 13.2 - 12.3 - 11.9 - 11.5 - 11.9

分析・総評

 タイトルホルダーの競走中止だけは何とも…言い難い。ただ全体的にはちょっと読みづらいレースに放ってしまったかなという感じ。正直ディープボンドやシルヴァーソニックレベルで足りると思ってなかったので、色々分析しがいはあるのかなと…。まあとりあえずGIは本命馬が勝ってくれれば気持ちとしては落ち着くけど、ちょっと2,3着が全然惜しくなくて…長距離は自分の中で得意だし京都長丁場なんて庭だったので、もう一回見直したい。

 まず馬場だが、正直言うとそれなりに雨は影響したと思う。想定の範囲の外まではいかないけど、ギリギリで標準馬場ぐらいだったかなと。時計は遅くハイペースバランスではあるが、中弛みがそれなりに生じたのと、本仕掛けが遅れてL2最速で11.5、L1も11.9なのでそんなに消耗していない。なので流れたようで流れ切らずの一足勝負というのはあったかなと。その点では馬場の重さに対して、騎手の方の意識が消極的だったかな。ただこの形でディープボンドが2着か…ってのは本音ではあるかなあ。ちょっとレベル的には怪しいかもしれん。本来実績上位勢が本来の力を発揮できなかった中でジャスティンパレスだけまともだったという感じはするかな。

 それと、やっぱり川田の長距離ダメ説は信用するわ。今回は動き出しとしてはあれでよかったと思うんだけど、それでボルドグフーシュとしては伸びが鈍化しているから…。なんか技術的にあるんだろうなと。もともと川田って高速馬場でのロングスプリントでの良さが出ている騎手だと思うし、馬場が渋ったり長距離で有酸素運動色が強い競馬だとなぜか説明できないほどダメなケースが多い。

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