帝王賞 2022 レース回顧・結果

帝王賞2022のレース回顧・結果

大井ダ2000m良
2:03.3 62.5-60.8 S^2
12.5 - 11.2 - 12.5 - 13.7 - 12.6 - 11.4 - 12.0 - 13.0 - 12.0 - 12.4

分析・総評

 正直回顧したくねーなーって思いながら、でもこういうレースこそしっかりしとかんとあかん、っていう狭間での戦い。今の逆神っぷりというか。糞真面目にやっているけどレースの展開はある種、天の采配でしかないから。こうなるケースも考えつつも、そこまで最悪の事にはならんやろって考えながら最悪になる。長く競馬をやってればこういうどうにもならないほど悪い方向に向かう時もある。誠也じゃないがここで投げ出すか、投げ出さないかだと信じてやり抜くしかないね。悪い時は必ずあるし、不調な時ほどシンプルが良いが安直にいかないことが大事。展開が不明瞭ということだけははっきりしていたので、後ろが有利になる可能性というのをもっと考える必要があったというのが結果からは。

 オーヴェルニュ福永のレースメイクが甘くて結果としてドスローで捲るタイミングをもろに作られた。これにテーオーケインズやクリンチャーとしては前目で絡まれる形になったのも響いた。テーオー軸で考えていた人間としては、もうちょっとペースが上がるというか、テーオーケインズがある程度引き上げていく意識を持たせてというところで、出が良くなくてレースメイクに参加できなかったのが一つ。ただ2角過ぎでチャンスはあったしクリンチャーやオーヴェルニュ、テーオーケインズといった前目のレースメイクがヘタレすぎたのがスワーヴアラミスの一気の捲りを誘発してL5最速11.4と極端な仕掛けのレースになってしまっている。ここで一気に引き上げて巻き込まれているからね。3角急コーナーで速度をもって突っ込んで減速するよりはワンテンポ置いて速度的に無理のない範囲で3角に入れた方が良いので後ろからの馬が上位というのは納得だけど、メイショウハリオが結局前の4頭を壁にしながらスムーズにスペースを確保してちょうどいい位置で入れているんだよなあ。大井の難しさを感じる一戦だったね。ペースをある程度は引き上げられないと逆に向こう正面で一気の捲りを誘発するし、そこで慌てて加速して脚を使うとスピードに乗り過ぎて急コーナーでダメなんだなっていう競馬になったと思う。

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