札幌2歳ステークス2023のレース回顧・結果

札幌2歳ステークス2023のレース回顧・結果

総評

 まあとりあえず本命が重賞で久々に綺麗に勝ってくれたのでちょっとほっとしている。当て方としては対抗・単穴が絡めなかったので会心では全然ないけど、不調の時は素直に喜んでおこうと。

 豊ガイアメンテは出負けが全て…とまでは言えんと思うが、それでもかなり痛かったと思う。展開的に見てもあそこで外外から押し上げる形になるのはちょっとしんどかった。まあ向こう正面のまだラップが遅い段階で勝負しているので悪くはないんだけど、前目から後半のペースアップができる馬たちに返り討ちにあったという感じやね。マーゴットソラーレが惜しかったなあ…。コーナーでちょっと置かれるような感じになった。あの辺かな。

 こういうことを生業としていると、わからないことってのをなかなか処理しづらくなるんだけど、分かっていることと分かっていないことをしっかりと分けてあげることが重要かなと感じた一戦やね。分かっていないことを分かったつもりにするのが一番良くないわ。特に2歳戦は。適性面はまだまだ未知数が多いし、やはり各分野で求められる部分が違っても高いパフォーマンスを見せている馬ってのを軽視しない方が良いだろうってのは。2歳戦は特にその辺を強く意識して入りたいね。

分析

札幌芝1800m稍
1:50.5 49.4-48.4 S^1
12.7 - 12.0 - 12.1 - 12.6 - 12.7 - 11.9 - 11.6 - 12.0 - 12.9

 ペースは意外と落ち着いたが、それでも49秒台なのである程度高いレベル…というかセットアップが後半も速いのでちょっと抜けていたし全体の数値としては見ない方が良いかもしれんね。ただ、セットアップにとってはこれはスローで運べた、という競馬だったと思う。L3最速なので3~4角中間で最速を踏んでいる。これは外から押し上げようとしたガイアメンテに対して脚を使わせるペースアップになっていると思うし、武史もやるな…というような運び方だったかなと。

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