紫苑ステークス2020のレース回顧・結果

紫苑ステークス2020のレース回顧・結果

中山芝内2000m稍
2:02.1 61.8-60.3 S^1
12.4 - 11.4 - 12.5 - 12.8 - 12.7 - 12.4 - 12.0 - 11.8 - 12.0 - 12.1

ざっくり回顧

 クッション値公開が導入されてから最初の重賞ということもあったが、これまでの秋の中山というイメージから考えると全く異質と言って良いほど時計が掛っていたと思う。もちろん多少の雨があったのは確かだが、それを考慮に入れてもクッション値10.8というところからここまで時計が掛るというのは、馬場を注目していた人たちにとっては相当ショックが大きかったんじゃないかなと思われる。俺も実際発表的に高速寄りだと考えれば昨年ほど極端な高速馬場ではないにせよ普通に軽いだろうと思っていたので当日の芝のレースを見て面食らった。後半型のスプリンターとか狙えんわこれって程には時計が掛っていたからね。

 多分だけど、これからJRAもこれを公表する以上、極端な超高速馬場を作りにくくなるんじゃないかな。多分去年の秋の中山みたいな異常な高速馬場だとクッション値も異常な数値が出てしまうんじゃないかなと思う。もちろん路盤の硬さだけが速度に影響しているわけではないだろうけど、雨が少し降ったとはいえ開幕週でこれだからね。

 まあ正直レース前から想定していた馬場とは大きく違ったし、恐らく速いラップは要求されないだろうと思っていたのでショウナンハレルヤは難しいかなと感じていたけど、ここで逃げの一手。ただ甘くなるのも早かった。マルターズディオサはこの形で勝てたのならオークスは距離というわけでもなさそうなんだよなあ。田辺が言っていたように結構使い減りするタイプかもしれんね。チューリップ賞もそうだけど休み明けの方が走るイメージはある。

 パラスアテナは豊が思った以上に強気に乗ってきたなあという感じ。素質自体評価はしていたけど外からここまで積極的に勝ちに行く形に持って行ったからね。しかも馬も頑張った。距離自体はもうちょいあってもよさげかな。まあこの辺は個別に回顧する。

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