菊花賞2020のレース回顧・結果

菊花賞2020のレース回顧・結果

京都芝外3000m良
3:05.5 62.2-62.6-60.7 S^1
12.8 - 11.9 - 12.1 - 13.3 - 12.1 - 11.9 - 13.1 - 12.4 - 12.5 - 12.7 - 12.9 - 12.2 - 11.8 - 11.6 - 12.2

ざっくり回顧

 まずは福永おめでとう、お疲れさんというところかな。久々に手に汗握る直線を見た気がする。クビ差の接戦ではあったけど、個人的にはアリストテレスを褒めたいところやね。アリストテレスを狙わなかった時点でどうにもならないけど、個人的馬券でコントレイルとブラックホールのワイドを手にしていたので最後はもうちょい…って思って見ていたけどまあ仕方ないかな。馬場は想定ではもう少し軽いかも?と思っていたんだけど、あまり日曜になっても馬場の回復がなかった印象かな。やっぱりクッション値を出し始めてから極端な馬場の回復が無くなってきた感じがあるわ。今後に向けて考えておきたいことかな。

 コントレイルは3000はやっぱりちょっと長いとは思う。まあここは完成度の高さとディープボンドのおかげできっちり勝ち切れたんだけど、スタンド前でもやっぱりちょっと掛かっていてこれは珍しいなという感じ。やっぱゴール板を2度通過するレースってのは何かしらあるのかもしれんね。ダービーのほうがバランス的にはスローだったから。初めてコントロールで難しいなというところを見せてきたと思う。それでも勝っちゃう辺りが3歳菊花賞やね。これが古馬になって春の天皇賞だとこれでは難しい。まあ馬場が違うしこの馬は軽い馬場でロングスプリント的ギアを求められた方が本来は良いと思うから、成長次第では分からんけど今回のような馬場でとなると3200で古馬相手は簡単ではないね。2000がベストとまではまだ分からんが、距離という点では少し壁を感じた。これはアリストテレスを抜きにしても少しパフォーマンスを落としているという点からかな。

 アリストテレスはコントレイルが強いのか?という疑問を抱かせる要因ではあるが、これが3着以下につけた着差という観点で見ても春のクラシックNo.3以下は全く問題としていない。後半のポテンシャル面で違いを見せてきたわけで、少なくとも長距離的な競馬では抜けていてコントレイルに肉薄することが出来た。そして、初めてL1でコントレイルを追い詰めた一頭になる。サリオスが長距離適性的にどうだったか?という問題は出てくるし、コントレイルは恐らく3000は2400と比べると少しパフォーマンスを落としている、と考えてそれを踏まえても春のサリオスレベルのパフォーマンスは見せていると思うけどね。少なくともサトノフラッグやブラックホール、ヴェルトライゼンデ、ディープボンドといった所は問題としなかったわけで。2頭が抜けていたとみていいと思う。

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