天皇賞秋 2021 レース回顧・結果

天皇賞秋2021のレース回顧・結果

東京芝2000m良
風向き:北北東1m/s(府中市16:00暫定)
1:57.9 60.5-57.4 S^3
12.8 - 11.5 - 11.9 - 12.0 - 12.3 - 12.0 - 11.8 - 11.1 - 11.1 - 11.4

分析・総評

 ガチガチとはいえGIで完全的中は嬉しいね。悩んだところは馬券的にはぶっちゃけどちらでも(エフフォーリアとコントレイルの本命対抗ぐらい)って感じなんだけど、本命は大事にしているのでここで当て切れたのは自分の中では大きいかな。まあ正直言ってグランの位置取りが想定外(カレンも)で、ああなったときにどうなるかと思ったけど、逆にあれで3~4角で動く立場の馬がいなくなったのがエフフォーリアにとっては良い方向に働いたかなと思う。確かにL3最速タイではあるんだけど、個人的には中盤で12秒台に落ちてL4でも11.8だから、トップレベルとしてはロングスプリントになり切らなかったなというのが率直な印象だった。そこで外に出してからの伸びという点では流石というのがエフフォーリアの良さだというのもあるし、ラストも11.4でまとめてきたのはロングスプリントになり切らずに減速をとどめてきたのが大きいかなと思っている。仮にこれが早めの仕掛けでとなったときにどうだったか?ってのはあるけど、まあそれでも1馬身差あったのは大したもんだよ。

 やっぱりこの世代は強いってのと、皐月賞もダービーもやれている馬は強いと思う。これはどちらも全く違う競馬・条件になっているからね。シャフリヤールみたいにダービーだけとかだと馬場が悪化したときにどうかとかはあるんだけどね。グレートマジシャンとかもまだ完全には信用し切らない方が良いとは思う。ただエフフォーリアにせよタイトルホルダーにせよステラヴェローチェにせよ、違うベクトルが求められても強い競馬ができている馬が今後のトップクラスを担ってくるのかなと思うね。

 グランは前に行ったことが個人的には仇になったかもしれんなというのと、コントレイルは完璧に乗ってきたけど結果的にグランが前受けする形になったので仕掛ける馬がいなかった中で動けなかった。展開的に要所での鋭さのウエイトが高い中で、坂の登りで切れるエフフォーリアの良さがちょうど出たかなと。

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