有馬記念2022のレース回顧・結果

有馬記念2022のレース回顧・結果

中山芝内2500m
2:32.4 61.2-59.6 S^2
7.0 - 11.3 - 11.7 - 12.1 - 12.5 - 13.1 - 12.7 - 12.4 - 11.8 - 11.9 - 12.2 - 11.4 - 12.3

分析・総評

 和生には言いたいことが山ほどあるが、ひとまずこの展開としてはある程度納得ではあるかな。イズジョーノキセキが4着に突っ込んだことを除けば、基本的には理解できる部分の方が多いし、エフフォーリアもこうなると状態面かなというのは考えられる部分ではあるからね。

 イクイノックスに関してはこういう競馬では皐月賞だけではちょっと不安があったんだけど、不安と言っても未知数に近い部分があったし、まあ走ってみて万全の状態なら違ったというところだと思う。能力面はともかく、身体面で秋になって完成してきたからこそのこれなのかな?という部分やね。これが勝つこと自体は別に不思議ではないというか、ギャンブル的に頭で狙う狙わないはあっても終わってみればスッと腑に落ちるものではある。まあまた個別に。

 しかし福永の有馬記念2着は…それこそイクイノックスが前を早めに捕えに動いてくれたのでそこでの展開は向いた。ただ、3~4角であそこまで外からロスを覚悟で押し上げていったのはなかなか今までにない競馬だったなとは思う。イクイノックスに絞って動いて行った時は、一瞬豊かな?(まあ豊はあれを軽くの仕掛けでやってくるから違うんだけど)というぐらいの勝負をしてきた。最後に悔いを残さない騎乗ができたんじゃないかな。展開も噛み合った部分はあるが。

 タイトルホルダーは状態面がどうだったかというのはあるけど、普通に阪神巧者の可能性が高いんじゃないかな。3~4角で離せてないし、ペースも落ち着いて進めていたからね。まあこれも個別にかな。

 展開は、一言で言えば二段階加速の競馬になったので、L2の地点でもう一段上のギアに入れられたかどうか?という競馬ではあった。ここで鋭く動けたイクイノックスは流石だし、向こう正面からポテンシャルである程度分散されたからね。コーナーでちょっと緩んでL2で加速する形になったので、正直タイトルホルダー和生は正気か?ってレベルのレースメイクになっている。

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