不安になるのはかまわないが、人を不快にしてはいけない

とある人から聞いた話。
「この本って、東京から来たのよね。大丈夫なの?消毒してるの?」

世の中を不幸にしているのはこういう人々である。
クレーマーという史上最悪のウイルスは今後も善良な人々を不快にし続ける。

そんなに不安なら紙の本なんか買わなきゃいい。買ったとしても自分で消毒すればいい。
本来はそれで解決する問題だ。

なぜ書店側が消毒までやらなきゃいけないの?他力本願にも程がある。
紙がイヤなら電子書籍買え。今はそういう時代だ。
申し訳ないが、電子書籍に対応できていない時点で誰かに文句を言う資格はない。
街はストレス解消のための場所ではない。

語気が荒くなってしまいましたが、まあそのおばさんも不安なんでしょうね。
不安になるのは構いませんが、それを他人にぶつけていいのでしょうか?
それをされた他人はどう思うのでしょうか?
自分が同じこと言われたらイヤですよね。

それがわからないのは不安のせいじゃない。
人として未熟なだけ。何も積み重ねて来なかった人生の集大成が行動に現れる。

東日本大震災の時もそうでしたが、こういうことが起こると人の本質がよく見える。
お金をたくさん持っているがパニックになってしまい、どうしようもない人。
お金はあまり持っていないが、全く状況に動じない人。

普段から積み重ねて来た「心の強さ」が、こういうケースでいかに重要なのかよくわかります。
誰も「いいね」をつけてくれないあなたの中の心の強さが、「いいね」以上の価値を生み出すのです。

テレビの情報を鵜呑みにして不安になって、街に出てさらに人を不快にする。
全くぶれずに泰然としている。自分のできることを着実にやっている。
お金は関係ありません。心の持ちようだけです。

いつか必ず今回の経験が生きる時がやって来ます。
パニックになるのが一番カッコ悪いということを学んだはず。
店員さんに不機嫌をぶつけるのが一番ダメなことだと学んだはず。
SNSで悪態をついても事態は好転しないことを学んだはず。
自分にやれることを黙々とやるしかないのです。

人生では同じような問題がパターンを変えて出題される傾向があります。
失敗しても次に活かせばそれでいいと僕は思います。

ありがとうございます。有意義なことに使います。