感じの悪い人が好んで使う言葉

中学一年生の頃の体験入部で剣道部に行った時の話。
何かしら興味を持って剣道という未知の世界に足を踏み出そうとしている僕たちに先輩が一喝。

「おまえら。どうせ六三四の剣の影響で見に来たんだろ」
「そんなにこの世界は甘くねえからな」
(※六三四の剣は当時流行していた剣道の漫画・アニメ)

言い放ったのは友達の兄貴だったが、一瞬でやる気が失せた。
「こんなイヤな奴と一緒に部活やりたくねえ」
その選択肢があるから助かったが、苦労して入社した会社の上司がこんな人だったら本当大変だと思う。

「どうせ」という言葉は究極のネガティブワードです。

「どうせ映画のボヘミアンラプソディーでクイーン聴き始めたんだろ?」
「どうせW杯の時しかサッカー見ないんだろ?」
「どうせ安いギターしか弾いたことないんだろ?」

キング・オブ・イヤな奴が使う言葉。
「どうせ」

どんな世界であっても「どうせ」という言葉を使う人とは僕は距離を置くようにしています。もちろん自分自身が使わないように気をつけているし、自分の辞書から削除しようと日々試みています。

感じの悪い人の特徴
・否定から入る
・でも、だって、どうせの「3D」を多用
・相手を論破することに生きがいを感じている
・話を最後まで聞かない
・感謝をするという概念がない
・なぜかいつも不機嫌である

剣道部のアイツ、見事に全てあてはまる。

ちなみにまだ敬語というものに慣れておらず、先輩に対して少しタメ語が出てしまった僕を防具をつけたままタコ殴りにしたのも剣道部の別の男である。
剣の道を極めればいいものを。明らかな弱者に強くあたる自分の弱さに気づかなかったのだろうか。

あの時剣道部に入らなかったのは僕の人生で最良の選択だったと今確信した。
大してちからを持たない中学生にとっては危険を避けるということ、それだけでグッジョブなのである。

ありがとうございます。有意義なことに使います。