刺さったイチローの言葉、「力以上の評価をされるのは苦しい」

何度もイチローの引退会見の記事を読んでいます。
読むたびに新しい発見があり、響く言葉があり、これを読んでいるだけで物事に対する視野も広がります。

■「力以上の評価をされるのは苦しい」
評価されることばかりを求めていた僕にとってこの言葉は突き刺さりましたね。
「甘えるな」とレーザービームをくらった気分です。
あれだけ力があるイチローですら、評価というものに苦しんでいた。

誰も見ていないところでも、ただひたすらやる。
その繰り返しが強い自分を作り上げる。
それが評価されることもあるが、されないことの方が多い。
それでもやるしか道はない。

そんな風に僕なりに解釈し、糧としました。
全て自分次第。ただひたすら実行、継続あるのみです。

■絶対に信頼されないもんね、そんな人間は
「菊池雄星選手との抱擁時にどんな会話を交わしたのか?」
という記者に対して、

「それはプライベートなんで」
「だって2人の会話だから」
「(自分から声をかけておいて)僕が『こんなこと僕が言いました』って、バカですよね」「絶対に信頼されないもんね、そんな人間は。それはダメです」

すぐに「他人との何かしら」をSNSに投稿する風潮に対して釈然としなかった想いを完全に一刀両断してくれて爽快でした。ありがとう。

今後も僕はこちら側の人間として生きていこうと固く誓いました。

秘密を守れるということは即ち信頼に値する人間ということなのです。
大記録を達成できないのなら、せめて人としてまともでありたいです。

■何度読んでもエネルギーに満ち溢れている
この会見は多くを求めて何もしない自分に喝を入れてくれました。
もっと愚直にやらないとダメです。語るのはその後。
引退してもイチローの存在感は変わりません。元をつける必要なんて全くありませんね。プロとして野球をしてなくてもイチローは人としてかっこいい。

これから引退するという「終わり」の会見とは思えないほどのエネルギーに満ち溢れています。引退会見でさらなる高みに登りつめたなと感じました。
イチロー選手にとっては次のステップへの始まりでしかないような気がします。

何かネガティブな思考に陥りそうになった時はこの会見を読もうと思います。
ありがとうございました。

ありがとうございます。有意義なことに使います。