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スラストアップ・スラストダウンとは?スラストを活かしたトレード手法を解説

トレンド分析に役立つ手法として、スラストアップやスラストダウンなどがあります。
これらはローソク足を使ったプライスアクションの1つで、スラストを活用すれば簡単にエントリーポイントを探せます。

この記事では、スラストアップやスラストダウンの解説をはじめ、スラストを活かしたトレード手法を紹介しています。


スラストアップとは

FXにおけるスラストアップとは、翌日のローソク足の終値がその前日のローソク足の終値を上回っている状態です。

ここでは、以下の順番でスラストアップをさらに詳しく解説します。

  1. スラストアップは上昇トレンドのプライスアクション

  2. スラストアップが発生する理由

スラストアップは上昇トレンドのプライスアクション

スラストアップは「上昇トレンド」を意味するプライスアクションです。
翌日のローソクの終値がその前日のローソク足の高値を上回るということは、価格上昇が継続していることを意味します。
またスラストアップが続けば続くほど、高値がどんどん更新されている状態なので、上昇トレンドの勢いが強いと言えます。

そのため、スラストアップが発生したときはトレンドフォローで買い注文を入れる取引が一般的です。

スラストアップが発生する理由

取引を行う際、前日の高値はレジスタンスライン(抵抗線)として目先の相場分析に使われます。
前日の高値が翌日の終値を超えてくるということは、相場には価格を上げるだけの強い勢いがあると言えます。

そのため、スラストアップが見られると投資家心理として「高くても買いたい」という強い期待を持つことになります。
実際、スラストアップを参考にエントリーしているトレーダーは多いです。
買い注文を入れるトレーダーが増えることも、価格を押し上げる要因の1つになります。

スラストダウンとは

FXにおけるスラストダウンとは、翌日のローソク足の終値がその前日のローソク足の安値を下回っている状態です。

ここでは、以下の順番でスラストダウンをさらに詳しく解説します。

  1. スラストダウンは下降トレンドのプライスアクション

  2. スラストダウンが発生する理由

スラストダウンは下降トレンドのプライスアクション

スラストダウンは「下降トレンド」を意味するプライスアクションです。

下落が続いている場合や、価格下落につながるような要素が発生したときに多く見られます。

翌日のローソク足の終値がその前日のローソク足の安値を下回るということは、価格上昇の要素が少なく下落圧力が強いことを意味するため、下降トレンドだと判断できます。
そのため、スラストダウンが発生したときは売り注文を入れる取引が一般的です。

スラストダウンが発生する理由

スラストダウンが発生する理由は、「安くても売りたい」という心理が働くためです。

取引を行う際、前日の安値はサポートライン(支持線)として目先の相場分析に使われます。
翌日の終値がその前日の安値よりも下回るということは、支持線を超えるほど価格下落の勢いが強いことになります。

スラストダウンが発生すると売り注文を入れるトレーダーが増えるので、さらに価格下落は勢いを増していきます。

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スラストを用いたトレード手法

ここでは、スラストを用いたトレード手法を以下の順番で3つ紹介します。

  1. スラストアップで買い、スラストダウンで売り

  2. シングルペネトレーション

  3. ダブルレポ

スラストアップで買い、スラストダウンで売り

スラストを用いたトレード手法の中でも、特に簡単なのがスラストアップで買い、スラストダウンで売り注文を入れる方法です。
下の画像をご覧ください。

まず、スラストダウンからスラストアップに切り替わるタイミングで買い注文を入れます。
スラストアップが続く間はポジションを保有し続け、スラストアップからスラストダウンに切り替わったタイミングで決済して新たに売り注文を入れます。

同じようにスラストダウンが続く間はポジションを保有し、スラストダウンからスラストアップに切り替わったタイミングで決済して新たに買い注文を入れます。

注意点としては、スラストアップが1回しか続かずにダマシに遭うことや、スラストアップからスラストダウンに切り替わるタイミングで決済すると、切り替わるまでの損失分が大きくなって利益が小さくなることです。

慣れてきたら2~3回スラストアップやスラストダウンが続いたあとに注文を入れることでダマシに遭う可能性を減らせます。
また、明らかな相場変動があれば、当日の終値が出るのを待たずに決済注文を入れることで利益が小さくなるのを防げます。

シングルペネトレーション

シングルペネトレーションとは、アメリカの投資家ジョー・ディナポリが生み出したトレード手法の1つです。
勝率が高いことから「天の恵み」、「ブレッド・アンド・バター」と呼ばれています。

シングルペネトレーション手法は以下の手順で行っていきます。

  1. スラストアップ・ダウンの発生を確認

  2. 3本以上連続しているスラストアップ・ダウンを探す

  3. フィボナッチリトレースメントの38.2%で注文

  4. フィボナッチリトレースメントの61.8%で損切り

  5. 2つ目のフィボナッチリトレースメント61.8%で利確

またシングルペネトレーションには3×3DMA(移動平均線)が欠かせません。
3×3DMAとは、移動平均線における3MAを3期間先行させた設定で「期間」と「表示移動」をそれぞれ3に設定します。

次にフィボナッチリトレースメントを引きます。
フィボナッチリトレースメントはエントリーポイント用と損切りポイント用と利確ポイント用の2つを使用します。

以下は、スラストアップ時のシングルペネトレーション手法を解説した画像です。

フィボナッチリトレースメントの1つ目は、スラストアップの始まりとなる安値(A)から3×3DMAがチャートを上抜く部分の高値(B)に向かって引きます。
フィボナッチリトレースメントの38.2%を下抜いて再び上抜いた場所で買い注文を入れて、同時に61.8%の場所で損切り注文を入れます。

フィボナッチリトレースメントの2つ目は、高値(B)から押し目付近の安値(C)に向かって引きます。
そして2つ目に引いたフィボナッチリトレースメントの61.8%の部分に価格が達したら決済します。

以上、スラストを使ったシングルペネトレーション手法でした。

ダブルレポ

ダブルレポとは、シングルペネトレーションと同じくアメリカの投資家ジョー・ディナポリが生み出したトレード手法の1つです。
シングルペネトレーションのエントリーサインが1つのブレイクアウトであるのに対し、ダブルレポのエントリーポイントは2つのブレイクアウトになります。

ダブルレポ手法は以下の手順で行っていきます。

  1. スラストアップ、スラストダウンの発生を確認

  2. 8本以上連続しているスラストアップ・ダウンを探す

  3. 1回目のブレイクアウトから2回目のブレイクアウトまでの間隔は8本以下

  4. 2回目のブレイクアウトで注文

  5. フィボナッチ・エクスパンションの61.8%、100%、161.8%を利確ラインにする

  6. フィボナッチリトレースメントの61.8%を損切りラインにする

ダブルレポにも3×3DMA(移動平均線)を使用します。

以下の画像はスラストアップ時のダブルレポ手法です。

スラストアップが続いた後、2回のブレイクアウトが発生しています。
2回目のブレイクアウトの安値付近、もしくは3×3DMAが下抜けしたタイミングで売り注文を入れます。

次に利確ポイントを探すために、フィボナッチ・エクスパンションを使用します。
1回目のブレイクアウト後の高値(A)を起点とし、2回目のブレイクアウトが発生するまでの安値(B)、エントリーポイント(C)の順番でラインを引きます。

手堅く利益を得るなら61.8%、下降トレンドの勢いが強いときは100%、大きな利益を狙うなら161.8%で利確します。

損切りポイントについては、フィボナッチリトレースメントを使用します。
1回目のブレイクアウト後の高値(A)を起点とし、エントリーポイント(C)の順番でラインを引きます。

価格が反転し、61.8%に達したら損切りをします。
以上、スラストを使ったダブルレポ手法でした。

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