見出し画像

今回は違うお話

実りの秋

何か実りましたか?

私は…まだ紡いでいる途中

福祉の仕事に就いて10年経ちました。

まだ、全然だなぁと思い巡らせる日々。
初めの頃は、何も分かっていなかった…
ただ、失敗やミスはいっぱいしました。
これが良いんだと信じて、失敗も沢山…
「共に生きること」わかるまで、
何年もかかって、何回も泣いて…、何回も
先輩に話を聞いて、利用者の方と関わって…
パニック状態の時も笑顔の時も…
理解しようとする気持ちや力が足りていなかったんですね。
落ち着いて…と利用者の方に声を掛けながら
それは自分にも掛けていた言葉だった。
五年経った頃には、利用者の方が落ち着けるまで
側で付かず離れずの距離で見守っていた。
私は、利用者の方の人生の苦しみを肩代わり出来るわけではない、ただこれからを共に在りたいと
思うようになっていました。
傾聴の本当の意味も、ただ聴く。
人間とは、何と思い上がりも甚だしい生き物だろうと自分を追い詰めて、追い詰めて…
仕事が出来なくなり、立ち上がれなくなっていました。
ついた病名は、重度の鬱病。
すぐにでも入院と言われたのを振り切って
自宅療養しました。
入院したら、どんな風になるか知っていました。
薬漬けは辛くて耐えられなかったんです。
子どもたちを守らないと…そして必ず
また、この仕事をする、その一心でした。
心の調子の良い時は出来るだけ外に出て
陽の光を浴びて歩きました。
行き場が無いと思う時も海や山へ行き、
泣きながら自然を目の当たりにしました。
規則正しい生活に変更し、軸をしっかりとする
ことに注意しながらの生活でした。
それから1年が経つ頃には、働いていました。
何回か、失敗して挫折してまた…繰り返し、
今に至ります。
今なら、10年前の自分にエールを送れる。
大丈夫、心配ないよ、自分次第で見える世界は
変わる…と。
利用者の方にたくさんの教わったことが
自分の宝となっています。

これは、福祉の仕事でなくても、人として
大切なことを教わりました。

なんだっていいから、目の前にいる人に対して
誠実であること、
アドバイスなど必要無く、ただ傾聴する、
その人を知ろうとする気持ちを忘れないこと、
利用者の方に、目の前の人に見えてる世界を
大切にすること
距離感を大切にすること
まだまだたくさんあるけれど
自分は、未だ修行中。
偉いわけでもなく、ただのイチ人間です。
理想と現実の狭間で現場に居させて下さる、
利用者の方々、先輩方、
こんな未熟な自分をいつもありがとう
そして、つぶやき等でいつも見て下さる方達に
本当にありがとうございます。

つまらない話に付き合って下さり、感謝です。














































この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?