命の歓びに満ちた暮らしに戻ること

今日は、とある朗読会に参加した。オンラインで1冊の本を少しずつ分けながら順番に読んでいく。今日の参加者は3名。

読み始まると、私は浮き足だってしまった。自分の発した言葉がなんだったのかわからないほどに。次の方が読み始めた瞬間、我に返ったような落ち着きを取り戻し、スーっと文章が身体に入ってきた。すると、一人で夜読んでいた時よりも、何倍も内容が染み込んできた。

「それは、命の歓びに満ちた暮らしの終わり。そして、ただ生きのびるためだけの戦いが始まる」と言う一節があった。

私たちは、自然と共に自然の中で暮らしているのであって、私たちの暮らしに自然が割り込んで来たわけではない。

ただ、生きのびるためだけの戦いが始まる。

これは、アメリカが国土を侵略し、我が物にしていた頃のお話。始まってしまった戦いは、今も変わらず続いてる。生活のために、食べるために働く。お金を稼がなければ食べられない仕組みが始まってしまったから。人間が自然を苦しめて、その結果人間も苦しめられてる。

インディアンは、七代先の子孫のことを考えて全てのことを決めるそうだ。その土地を奪い、大切に育んできた生き方までも奪い、その結果が今である。

原点に戻ったらどうだろう。もう間に合わないだろうか。自然と言う掌の中に住まわせてもらってる人間が、元の地球に戻るために出来ること。

命の歓びに満ちた暮らしに戻ること。

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