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ドッペルギャングの奇妙な無限 〜 この呪文には夢があるッ! 〜


はじめに:ドッペルギャングとは?

《ドッペルギャング》は、カルロフ邸殺人事件で登場した青緑のソーサリーです。

X=1だと、5マナでコピーを生成する普通の呪文。

Xコストを3つも持つため、Xを増やすのにはかなりのマナが必要です。
しかし、それに見合ったリターンが狙える重量級ソーサリーでもあります。
今回は統率者戦にフォーカスして、この呪文をどう使うかを考えてみます。

オススメの無限ループ

無限コンボは統率者の華!
ありきたりなコンボに飽きてきた方には、最新カードを使った無限コンボはいかがでしょう。

いかにもコンボしそうな組み合わせ。

まずはこちら。《流浪のドレイク》と《永遠の証人》を、X=2の8マナでコピーするプラン。
もちろん、これ以上のフリースペルや、ソーサリーを墓地から回収できるクリーチャーならOKです。

2体の《流浪のドレイク》が10マナを出し、2体の《永遠の証人》が《ドッペルギャング》ともう1枚を回収し、無限ループが成立します。
無限マナ&無限トークン&無限墓地回収ができるので、あとはドロー呪文か追加ターンあたりがあれば、勝ちに持っていけるでしょう。

その他の無限ループ

他のルートには、こんなのもあります。

土地は適当なものでOK

《水蓮のコブラ》、適当な土地、それに《永遠の証人》を、X=3の11マナでコピーするプラン。

4体に増えた《水蓮のコブラ》が、3枚の土地が出たことでそれぞれ上陸するので、土地がタップインだとしても12マナ出せます。
あとは《永遠の証人》が《ドッペルギャング》と他の2枚を回収して、無限ループ。
《水蓮のコブラ》は増やしすぎても意味がないので、適度にX=2に切り替えてもいいのですが、どうせ無限なのであまり気にしなくていいでしょう。
こちらも無限マナ&無限トークン&無限墓地回収になります。
土地がタップインでもいいので、話題の諜報ランドを増やせば、ライブラリーの好きなカードにアクセスできます。便利!

このルートに入れるターン開始時の条件もあります。

(1) 戦場に自分の《水蓮のコブラ》
(2) 手札に《ドッペルギャング》と《永遠の証人》とフェッチランド
(3) アンタップインの土地1枚以上と、8マナが出せる状態


これがそろえば、まずX=2で《水蓮のコブラ》と土地をコピーします。
本体とコピーを合わせて合計6回の上陸と、アンタップの土地2枚で、合計8マナが出ます。
フェッチランドをセットして起動し、さらに上陸で6マナと、土地で1マナを追加し、合計15マナ。
《永遠の証人》を召喚して《ドッペルギャング》を回収し、残り12マナ。
これで無限ループの条件が整いました。

他にも「3マナ出せるマナ・アーティファクト」「1マナ出せるパーマネント(土地など)」に《永遠の証人》で、12マナが返ってくるプランもあります。
私は《魔力の櫃》と《裕福な亭主》と《永遠の証人》を勝ち筋として用意しています。(櫃のダメージを、亭主の回復でフォローします)

いろいろな組み合わせを探そう!
これでも12マナ達成。

対戦相手のパーマネントもコピーできますので、アドリブで"友情無限コンボ"もできるかもしれません。

マナを増やして無限ループも

《ドッペルギャング》は、土地もコピーできます。
そのため、土地から大量のマナが出る状態なら、土地をコピーするだけで無限ループが狙えます。

マナがめちゃめちゃに出るやつ。

マナが2倍になるなら、X=3の11マナ消費で2つの土地をコピーして(もうひとつは《永遠の証人》)、コピーした土地6枚から12マナが出ます。
マナが3倍になるなら、土地6枚から18マナが出ます。こちらはちょっと過剰ですが。

これの有利な点は、最初の11マナが土地6枚(または4枚)から出せるところ。
他のルートより少ない土地から狙えます。

特に、隙の少ない《ケイラメトラの指図》とはいい感じに噛み合います。採用している方は、ぜひご検討ください。

コピーしたトークンを増やすパターン

トークン生成と言えば。

ここまで来ると、かなり条件が緩和されそうです。
X=2の8マナで《金粉の水蓮》を4つ出せば、あとは《永遠の証人》で無限マナになります。
他にも……

X=2で亭主が4体、宝物が8個!
無限マナにはなりませんが、
無限トークン&無限ライフ&無限墓地回収!

《双子唱者、アドリックスとネヴ》を統率者にしたデッキでは、かなり便利な使い方ができるのではないでしょうか?

おわりに:無限に広がるアイディア

《ドッペルギャング》は、パーマネントなら何でもコピーできる上、対戦相手のパーマネントも指定できるため、可能性は無限と言ってもいいでしょう。

なんとサーチも可能。便利!

5マナで普通のコピーとしても、大量のマナからアドバンテージを得るためにも使えるという、便利ながらクセの強いビッグ・アクション系のカード。
ですが、いろいろな使い道を模索できる1枚であるとも思います。
ぜひ、強い(またはカッコいい)使い道を見出してください。

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