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で結局EDHの「レベル」って何なの?


はじめに

たびたび話題になるEDHのTier1ネタですが、これには自分の中で「回答」がすでにあります。

ただ、これが万人に当てはまるとは思っていません。

賛同いただけるとありがたいですが、当てはまらない方はどうぞ黙ってご自身のnoteに主張を書いておいてください。ぼくは見ませんので。

私のEDHレベルは、大きく4段階です。
公式のレベル帯と合わせつつ、自分の考えをまとめてみます。

公式には、書けることと書けないことがあるんだよな

1:度数低めの酒で、会話を楽しみながら2時間以上ゲームする

公式で言うところのレベル1~2がこのレベル。
この日の目的は、MTGのゲーム(盤面の部分)を楽しむことも重要ですが、お酒と会話を楽しむことの方に比重を置いています。

「ゲームの途中だけど聞いてくれよ。ぼくのこの《ニコル・ボーラス》デッキに、ドムリのカードがどうしても欲しかったんだ……ドムリは灯争大戦でボーラス側についたプレインズウォーカーだからね。そして探しに探して、このカードをようやく見つけたんだ。《怒り火》で3点!」

こういった会話が、このレベルにおいて大きな比重を占める楽しみの要素です。

《ニコル・ボーラス》や《怒り火》は、決して強いカードはありません。
しかしニコル・ボーラスはMTG世界における悪のカリスマですから、MTGの会話を楽しむEDHなら話題に事欠かないでしょう。
マイナーかつ多くのカードの下位互換である《怒り火》も、こういったテーマデッキであれば圧倒的な存在感を発揮する唯一無二のカードになりえます。

また、MTG初心者の方と卓を囲む際も会話が増えます。
カードの説明やルールの確認が必要な場面が多くなりますし、初心者にとっては悩ましい状況も多いでしょう。
そういった場合はできるだけシンプルにMTGというゲームを楽しんでもらうために、過度なオタク語りやブラフ(※戦略的な嘘やハッタリ)などの混乱しやすい情報を封じて遊ぶのがいいと思います。

毎ターンのようにこういう会話があると、ゲームの時間は当然に延びます。
ゲームの時間が延びるということは、強いお酒を飲んでいるとすぐに酔っぱらってしまいます。
そのため、このレベル帯ではビールをガンガンあおるわけにはいきません。度数低めのお酒で、適度に酔いながら相手の話をじっくり聞き、MTGオタク話に花を咲かせようではありませんか。

2:ビールを3~4杯飲みながら、1〜2時間程度ゲームを楽しむ

公式で言うところのレベル3~4がこのレベル。
この日の目的は、ビールとゲームの両取りです。
アルコールと盤面のバランスに重きを置いて、勝利を目指してゲームを楽しみましょう。

とは言え、10分20分で決着してしまうとビールが全く進みません。これでは目的が達成できませんので、デッキ構築やプレイは「1〜2時間程度で決着」を目標にします。

クリーチャーを並べて攻撃して勝つことを目指したり、全体除去で妨害しながらサーチをあまり使わずにコンボを狙ったりと、ある意味で「手加減」が必要になるレベル帯です。

手加減と言うとカードゲーマーはすぐに「対戦相手に失礼だ!」とか言い出しますが、分別ある大人なら、目的を達成するための手加減くらいはできるものです。(※こういうことを公式は書けない、ぼくは書けるけど)

繰り返しますが、この日の目的はビールとゲームです。ビールの肴にピッタリの味わい深いデッキを構築して、2時間全力でゲームを楽しみましょう。

3:ちょっといいビール1~2杯で、1時間程度ゲームを楽しむ

公式で言うところのレベル5~6がこのレベルです。
2と目的はほとんど同じですが、ゲームレンジがやや異なります。
たっぷり時間を取って遊べる日があれば2を。
あまり長いゲームができない場合は3を選ぶという感じでしょうか。
「あんまり時間ないんだけど、少しでいいなら行く!」という状況は、結構あるものです。
あるいは、1日に3戦以上したい場合は1戦が短めのほうが向いているでしょう。

別の視点で比較をするなら、デッキ構築の時点でロングゲームを想定して手加減するのが2。
プレイの時点で手加減が必要になるのが3とも言えるでしょう。

ゲームを楽しみつつ、〆るタイミングではキッチリ〆るために、サーチカードからのコンボも "状況に応じて" アリなのが、このレベルです。
しかし、ビールが減っていない10分20分でのサーチからコンボは、本来の目的が達成できていません。
適切なタイミングのコンボを止めないのも、場合によっては必要かもしれません。(カウンターした結果、自分が次の約束に遅れるのは馬鹿馬鹿しいので)

序盤はゲームの駆け引きとちょっといいビールを思い切り楽しみ、時間が迫ったタイミングでキッチリ〆て「グッドゲーム、グッドビール」。これもなかなかいいものです。

4:酒を飲んでいる場合ではない

公式で言うところのレベル7以上は、酒を飲んでいる場合ではありません。
あらゆる手加減はノイズ、純粋に勝利を目指すゲームを楽しむのがこのレベルです。
ここにアルコールが入ると、ミスの元になりますし、負けた時の変な言い訳が発生するのも良くないでしょう。

勝てば喜ぶ。
負ければ悔しさを噛みしめながら勝者を称える。
これもEDHです。

繰り返しますが……

これはあくまで自分の中で勝手に決めているレベル分けであり、万人に当てはまるとは微塵も思っていません。(※そもそも未成年や下戸の方には当てはまるわけもなく)
それぞれが勝手に定義しても、適度にトラブルなくEDHを楽しめるなら、それで問題ないわけですから。

冒頭にも書きましたが、この記事の内容に賛同できない方は、くれぐれも私にいろいろ言ってこないでください。
私はこの記事の定義を変えるつもりはないので、ご自身のnoteに主張を書いていただけますと幸いです。

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