金言127:ネットワークビジネス

既得権で優雅に暮らせるビジネスで成功したご婦人のサクセスストーリーを拝聴する機会がありました。他の分野で成功している人と同じ感覚を共有していることがわかると、自分は自分の分野では優位性をもっていると自己評価できます。

成功する理由:
米国で成功しているビジネスモデルで、まだ日本に導入されていない場合、最初にこれを導入または導入初期に参加した場合は創業者利益をしっかり享受できます。製品なり販売コンセプトに優位性がある場合、素人が始めても成功します。

社会的ステータスと高給を保障されている専門職のご主人をもち、豊かで安定した生活しているご婦人が始めれば、成功の確率はさらに高まります。アフリカの雨乞いの祈祷師と同じ理屈です。この祈祷師にお願いすると必ず雨が降ります。なぜなら、この人は雨が降るまで祈祷をやめないからです。同様に、何不自由のない生活を保障されているご婦人なら、成功するまでニュービジネスを継続できます。時間と費用をつぎ込んで失敗した場合は、サクセスストーリーを披露する場所はありません、敗軍の将として表舞台からの退場となります。ですから、ニュービジネスでの成功物語しか表にでてきません。

自己責任:
ネットワークビジネスでは、権利収入というおいしそうな成功報酬が目の前にぶら下がっています。製品の優位性が、巨額の負債を抱えている人やリストラ目前のサラリーマンに、お金持ちグループの仲間に入らないかと囁くのです。現状打破するには、これに乗らなければいけません。ただし自己責任です。
日本語でいう自己責任は、英語でいうとat own riskとなります。自己責任でという日本語には、リスクとリターンの取引感覚があまり含まれていないような印象を受けます。

仕掛け:
モノを買うときは、買って得した気分になりたいものです。買う喜び、所有する喜び、使う喜び、意思決定する喜びを提供しなければ、対価としての利益はもたらされないという仕
掛けを忘れてはいけません。

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