金言190:神頼み

「神頼みは効果がない」という定説に対する反論のひとつをご紹介します。

1)願い
大雨で町が浸水し始めました。住民は高台に避難をしましたが、避難を拒む人がいました。この人は、信じる神に助けを求めました。隣人が避難しようというと、「神が見捨てるはずはない、きっと神が助けてくれる」といい、その場にとどまりました。

2)ボート
神に助けを求める間、水かさが増え続けました。救助隊のボートがこの人を発見し、ボートに乗って避難するようにいいました。この人は「神が見捨てるはずはない、きっと神が助けてくれる」といい、その場にとどまりました。

3)ヘリコプター
屋根まで増水したところで、ヘリコプターがやってきました。危険だからヘリコプターで避難するよういいました。この人は「神が見捨てるはずはない、きっと神が助けてくれる」といい、その場にとどまりました。

4)救い
結局、この人は洪水に呑み込まれて亡くなりました。天国の門にたったこの人は、信じる神に文句をいいました。「助けてくれると信じていたのに、何故助けてくれなかったのか」と。
神は応えました。「私はボートを出して助けようとしたのに、あなたは乗らなかった。私はヘリコプターを飛ばして救助しようとしたのに、あなたは拒んだ。」

「幸運の女神への願いは叶えられたことがない、祈りはいつも裏切られている」というのは、もしかしたら、間違いかもしれません。
願いはいつも聞きとどけられているのに、人が拒んでいるのかもしれません。投機の世界の言葉で表現すれば、買い・売り・損切りのサインが出ているにもかかわらず、これを無視または軽視して儲けそこなっているということです。

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