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金言433:人生のチャンスはリスクが高いときにだけ発生♪

昔勤めていた職場のサークルにマジック同好会というのがあり、若い会長さんがいっていました。「マジックの技は、練習の時に100%成功しているものしか本番で披露しない。普段練習している時は、かなりレベルの高い技にチャレンジしている」

本番で成功するかしないかは、運不運も影響するかもしれませんが、練習で成功したこともないような技が本番で成功することはレアケースにちがいありません。運が良かったと第三者は口にするかもしれませんが、運も味方にしないと成功しないような難易度の高い技の成功率は、練習での成功率に比例します。

ゴルフ選手がロングパットに挑戦するとき、コースを外れると行き過ぎてしまうほどの強さでボールをたたきます。弱いとカップの手前でボールは失速してしまいます。大きく外れるリスクをとらないと1打でカップインはありません。

勝因を練習の成果だという勝者は少ないようです。勝利インタビューでは、「運がよかった、応援してくれた皆さんのおかげです」というのが模範解答です。何回も失敗して、ようやくつかんだ勝利だというよりは、今日は調子がよく何も考えずに無欲で挑戦して幸運に恵まれて勝利したとコメントするのが、期待された解なのでしょう。

成功すれば天国、失敗すれば地獄という高いリスクがある場面でのみ人生のチャンスが発生するような気がします。的を外せば大きな損失を抱えるような高いリスクがくっついていないような意思決定には、それなりのリターンしか期待することはできないということです。ローリスクローリターンです。捲土重来を期して、最後の戦いにうってでるときは、玉砕のリスクを負うことになります。躊躇すると、リスクという不安がハイリターンのチャンスを潰してしまいます。最後のバッターが、見送り三振でゲームオーバーのようなもの。見逃しても空振りしてもゲームオーバーですが、負け方が違います。次があると思って、見送りをするのでしょうが、次があると期待すると外れます。

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