金言78:弁当箱に穴をあける

二代目 一条さゆり氏の金言

庶民のご飯
著作のタイトル:「中国洗面器ご飯」講談社
「中国・広州に暮らして初めてわかった裸の中国人の姿」が書かれています。その本のなかで、ホウロウ製の洗面器の小型版のような食器に、ご飯を盛り、その上に様々なオカズを載せて食べるご飯を、あの一条さゆり嬢は「中国洗面器ご飯」と命名しています。
(中国風あんかけご飯のことでしょう)

中国洗面器ご飯の礼儀と義務
195ページの引用
「タイトルになっている洗面器ご飯だが、町中で食べるときは、発泡スチロールのケースに入れてくれる。・・・食べ方は自由だが食べ終わったあと、絶対忘れてはならないことが一つだけある。それは弁当箱に箸を突き立てて穴を開けることだ。食後に吸ったタバコの火で穴を開けるのもありだ。・・・弁当箱を破壊しないでゴミ箱に捨てたら、後で誰かがゴミをあさりに来てもっていき、川の水で洗ったあと、あまり衛生を気にしない飲食店にこっそり売ってしまう。弁当箱を壊すのは、不衛生な再利用が起きないためのれっきとした礼儀であり、市民の義務でもある。」

当時、北京五輪直前に収束したSARSが感染拡大しているなかで、中国全土の衛生的な環境が育成・強化されることを願っていました。

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