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ウララの誕生日にUraraに乗る

2023年7月25日に運行開始した、岡山地区の新車227系500番台の愛称が「Urara」と発表された時には、主にウマ娘トレーナーの間で「色もピンクでハルウララの誕生日は2月27日…これは狙っているのでは?」と話題になったりした。Uraraとハルウララを絡めたイラストも出てきたり…。

いつか乗ってみたいし、模型で出たら買ってみたいなぁ…とも思っていたのであるが、SNSでは日付と同じ数字の鉄道車両の画像を出す風潮もあったりするので、「それならハルウララの誕生日にUraraに乗れば面白いのでは?」と思ったのが発端で、2024年2月27日にUraraに乗るべく、いろいろ航空券や夜行バスの予約などもしたりしたのである。


久々の神奈中リムジン成田線

さて当日。まず橋本駅近くの駐車場に車を止め、4:20発の神奈中リムジン成田空港行きに乗車である。

神奈中リムジン成田空港行き

コロナ禍の影響で、成田空港へのリムジンバスは都心発着路線以外はほとんど運休となっており、復活の先陣となったのが神奈中リムジンである。とはいえ、まだ2往復しかないのであるが、運行を再開したこと自体に驚き喜ぶべきことなのである。

橋本駅からの乗車は1人だけで、相模大野で3人、町田バスセンターで6人、南町田で3人と、乗車率はあまり良くないのだが、逆に言えば1日2往復しかなくても10人程度の需要はあるということである。乗務員不足という事情もあるから一気に元通りにはならないとしても、まず「ちゃんと乗客がついている」という事実が喜ばしい。
車内では仮眠をとっていたが、成田空港自動車道に入ったあたりで目が覚めた。第3ターミナルで降りたのは私を入れて3人ほどであった。

無事成田空港に到着

春秋航空日本で中国へ?!

さて、今回搭乗するのはスプリングジャパンの広島行きである。旧社名を「春秋航空日本」と称し(中文の社名標記は変わっていないらしい)、中国のLCC春秋航空の日本法人として設立されたのである。
ちなみにこの春秋航空、中国国内線しかやっていなかった頃は、機内にゴミを捨てていく乗客が多いからと「一切の飲食物持ち込み禁止」としたり(その後すぐ水は大丈夫になった)と話題になっていた記憶がある。その後はごく普通のLCCとして運航しているのだが、肝心の日本法人は債務超過によりJALが資本参加することになり、2021年からJALグループになった。
日本国内線も他社とは違い手広く展開しているわけでもなく、中国に行く用事でもなければたぶん利用機会はやってこなかった(そうでなくても私の中では中国への渡航の優先順位はかなり低い)が、朝の広島行きに乗ればうまい具合にUraraに乗れそうだ…と思い、「春秋航空日本で中国(地方)へ!」ということで予約を入れたのである。しばらく来ないうちにターミナル内にできていた松屋で朝食とした後、7:30にチェックインし、早速保安検査を抜けて搭乗口に向かうことにした。

国内線はサテライトからの出発で、実は第3ターミナルは国際線の到着でしか利用したことがないので、サテライトへの通路も当然ながら初めてである。
ところが、このサテライトへの通路、航空ファンにとっては飛行機がいろいろ見られるので面白い。

飛行機がいっぱい

なんとBランへの着陸機まで撮影できた。朝なので逆光なのがしんどいが…。

コンデジ光学24倍ズームでもこのくらい撮れる(1)

第2ターミナルに駐機中の機体の尾翼並びも撮れる。

コンデジ光学24倍ズームでもこのくらい撮れる(2)

174番ゲートまでたどり着き、一休み。

174番ゲート

8:36になり、搭乗開始である。ボーディングブリッジではなく、一度地上に降りてからタラップで機内に入るのだが、こんな写真が撮れるのは悪くない。

タラップ脇

機内メニューは国際線用のものがそのまま置いてあった。まあ今後乗る機会があるかどうかわからないし、いろいろ見ておいた。日本語・英語・簡体中文のみで、繁体中文の記載は全くない(当たり前である)。

どうも国際線での食事類はあまり期待しないほうがいいのかもしれない…

プッシュバックで後退した後、なんとそのままトーイングカーが外されず、誘導路の手前まで牽引された。たぶん飛行機に乗ったままトーイングカーにけん引されたのは初めてであるが、もしかすると用地が狭いためにこうしているのかもしれない。A滑走路から離陸後はログブック記入をお願いした後は着陸態勢になるまで寝ていた。

最初で最後かもしれない500系

広島空港に無事到着した後、しばらく展望デッキやバス駐車場で撮影などした後、芸陽バスで西条に出た。

西条エアポートリムジン

西条で昼食とし、中国JRバスを広島大学で乗り継ぎつつ東広島駅へ。例によって窓口はなく、指定券券売機のみなのであるが、現金も利用できる機器は結構行列なのに、改札脇にあるカード専用機はガラガラ。易々と切符を購入できた。

500系こだま

さて、初にして最後になるかもしれない500系乗車である。
私はだいたい新幹線だと小田原駅利用なので、まず「のぞみ」とは縁がないし、300系や700系以降の車両は三島までの短距離「こだま」にも入るのに対し、500系は東京口でそういう運用に入らなかったので、本当に乗る機会がなかったのである。

この車体断面が気になるという人もいるのだが、飛行機慣れしている人なら大丈夫だと思う

10分ほどで三原駅に運ばれた。

Uraraとご対面

さて、いよいよUraraに乗車である。よく考えたら227系自体、これが初めてであったりする。

227系Urara
これをやるためにわざわざアクキーを仕入れた

乗り継ぎ時間の間に「たこめし」を買っておいたので、列車の中で食べてみる。

たこめし

食後はハルウララの育成をやってみることにしたが、自己最高スコアを更新してしまった。Uraraのご利益かしら。

もちろんサイレントモードにしておりましたよ

育成完了のころには倉敷までたどり着いていた。

Sweets&Cafe Hal u lala

実は岡山に着いたらまた行くところがあるので、岡山ろうさい病院へのバスに乗車。

岡電バス。まだ旧塗装が結構いるようだ

このバスに揺られて40分ほどの並木町で下車、少し戻ったところにあるお店が、本日最後の目的地「Hal u lala」(ハルウララ)である。

Hal u lala

こじんまりとした店内で席に落ち着くと、何かで見て来たのかと言われ、ネット検索で見つけたというとウマ娘だと分かり「以前もそういう方がいらっしゃいました」と指さす方向にはキタサンブラックとサトノダイヤモンドのステッカーが貼ってあった(笑)。競馬ファンの人も時々いらっしゃるらしい。

フルーツフレンチトーストとミルクティー

ウマ娘要素や競馬要素はなくても、フルーツフレンチトーストはかなり美味しかったのでお勧めなお店です。

1時間ほど滞在し、またバスで40分近く揺られて岡山駅に戻り、パン屋さんが全品30%オフと出していたので「明日の朝食にしよう」とパンを買い込んだのであった。

下津井電鉄「ルミナス・マスカット」

さて、帰路のバスは下津井電鉄の「ルミナス・マスカット」である。

「ルミナス・マスカット」

これは事前に3C席を予約してあったのだが、座席とは別に毛布だけでなくクッションやマットがあり、かなり楽な体制で一夜を過ごすことができた。
おかげで勝央SA休憩から後の記憶はなく、目が覚めたらもう用賀を過ぎていた。まあ前の日にあまり寝ていないせいもあるかもしれないが。

バスタ新宿に到着

ここからは京王の橋本行きに乗ればいいやと思っていたら、ちょうどいい直通がなく、調布乗り継ぎとはなったものの、全区間座れたからいいことにしましょう…。
これにて「ウララの誕生日にUraraに乗る」は無事終了!

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