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ハルウララに会ってきた

「ウマ娘プリティーダービー」に登場しているウマ娘たちの中で、1人だけ異色のキャラクターとして採用されているのがハルウララであることは以前書いた。

その中で「いずれ会いに行ってみたい気もする」と書いたのだが、実はその時点で、既にハルウララのいるマーサファームへ見学の問い合わせはしていたのであった。その後予定の調整も順調に進み、5月18日に実際に行ってみた。

ハルウララ見学に関する注意

ここで念のため書いておくが、マーサファームはあくまでも馬の預託施設であり、観光牧場ではない。したがって、通常業務の中にお邪魔することになるので、事前の予約は必須である。予約はネットから行えるので、必ず予約をした上で訪問するように心がけてほしい。

https://www.matha-farm.com/

ウマ娘のゲームがリリースされてから、見学者は本当に増えたとのこと。個人的に心がけていたことも含めて書いておきたい。

馬は動物の中ではかなり頭がいいほうだそうだし、競走馬ゴールドシップみたいに「人の言葉をわかっているようにしか見えない振る舞い」の馬も知っているから、馬の悪口みたいなことは言っていない(悪口言おうにも言うネタなんかないのだが)。もし何かそういうネタがあったとしても、くれぐれも悪口は言わないほうがいい。そもそも世話しているスタッフの方が快く思わない。

あと、馬は350度の視界があるそうだが、真後ろの10度だけは見えないそう。馬は臆病なので、いきなり真後ろになっている時にはいきなり近づかないようにしないといけないそう(あまりそういう場面はないかもしれないが)。

あと、えさやり体験は500円で可能だし、缶バッヂのガチャガチャも1回500円で可能なので、ぜひやってみてほしい。それがハルウララのおやつ代その他もろもろになるのだから。

あとは下記の記事なども参考に。あくまで「お邪魔している立場」であることを忘れなければ大丈夫だと思う。

https://uma-furusato.com/guide/rule

往路

さて、神奈川県からだと、車でアクアラインを経由して一気に海を渡り、山の中の道を進んでいくのが一番楽であろう。実際のところマーサファームの最寄り駅の御宿からのバスはないので、車かタクシーを使うしかない。計画段階ではどこかでお昼ご飯を食べてから行こうと考えると、渋滞などを考慮して朝7時くらいには出たほうがいいかな…と思っていた。

さて当日。

東名高速が渋滞することも考えて、一般道経由で保土ヶ谷バイパスの上川井インターまで行き、そこから保土ヶ谷バイパス・首都高速湾岸線を抜けることにしたのだが、思ったよりも渋滞はひどくなかった(全然混まなかったとは言ってない)。湾岸線に入ってからは順調そのもので、海ほたるPAには予定よりも40分くらい早く到着することになった。ここでしばらく長めの休憩をとり、リフレッシュしたところでドライブ再開。

木更津東ICで下道に降りたが、途中物産店っぽいものがありそうなら寄り道したり、上総中野駅では小湊鐵道といすみ鉄道の撮影も少ししたりしたので、結構時間はかかっている。

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昼食はウマ娘関連のツイートで流れてきていた「ライスシャワー」というお店に入った。

本来ライスシャワーとは結婚式の後にチャペルから出てくる新郎新婦に向けて、ゲストがお米をまいて祝福する儀式のようなものであり、名前が一緒というだけでウマ娘に絡めていいものかとも思ったが、いざ実際に行ってみると、看板の「R」という文字が馬の頭である。店内には競走馬ライスシャワーのパネルも飾られていたので、どうもこれは競走馬由来の店名のようで、それならウマ娘に絡めても問題ないだろう。

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昼食の後、航空無線施設「御宿TACAN」が見えるところに行ったりしながら時間調整し、頃合いを見てマーサファームに向かった。

ご対面

現地には予定の10分くらい前に到着した。

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少し時間を調整した後に、建物に向かい、スタッフの方にごあいさつすると同時に、ハルウララの支援を行っている「春うららの会」への寄付としていくらか包んだものをお渡ししておく。金額は大したものではないが、いろいろお手間をかけることにはなるので、せめてこのくらいは…とも思ったので(まあ、実際に行かなくて寄付はできるのだが)。

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この子がハルウララ。競走馬としては小柄な方だそうで、実際写真などでも小さめに見えるのだが、いざ実際に間近で見てみるとかなり大きい。まあ人を乗せて走るのだから決して小さくはないのはわかっているはずなのだが…。

当のハルウララは誰が来ようとあまり関心なさそうな感じではあったが、細くカットしたニンジンをあげてみることになり、ニンジンを手にするとこちらに寄ってきた。

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ちなみに「馬はニンジンが好き」というのはよく知られているが、実際にはニンジンはおやつのような位置づけだそうで、馬が好むのも「甘いから」。サクサクする甘いものということでリンゴなども好きなのだそう。そういえば「DERBY OWNERS CLUB」では育成している馬に与えるものとして「角砂糖」というものがあった気がする。ハルウララ以外の馬もいるので、一人一人に一切れずつ食べさせてみた。

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ところで、ウマ娘がらみでいえば、ウマ娘に登場するヒシアマゾンの子供であるヒシアンデスもここにいる(戦績は振るわなかったようではあるが)。こちらも有志の出資でこちらに預託されているとのこと。

スタッフの方や、同時に見学に来ていた方とも話題になったのだが、引退した馬とはいえ、やはり体が大きいのに比例して費用もそれなりにかかる。ナイスネイチャのバースデードネーションが3,500万円を超えたことも話題になったが、それでも何人か分の当面の費用でしかなく、維持するのはかなり大変らしい。

ただ、ナイスネイチャのバースデードネーションで寄付したのは1万6千人で、1人あたりにすれば2,000円台。一人一人の寄付額は小さくても、人数が集まれば決して無視できないものでもあるのだ。月額8万円くらいかかる費用を継続的に出資している方々、そして実際のケアを担当されている方には、本当に頭が下がると思う。

1時間とちょっとその場で過ごして、ハルウララをはじめとした馬たちが少しでも長生きできることを願いつつ、マーサファームを離れた。

帰路

帰りは圏央道の市川鶴舞ICから圏央道に乗って帰ることにしたのだが、これまた途中で農産物直売などを見かけて立ち寄ったり、少し眠くなったので大国PAで少し仮眠したり、帰りがけに晩ご飯を買ったりしたので、なんだかんだで4~5時間くらいかかった。まあ結構疲れたのは確かだが、鉄道・航空・ウマ娘といういろいろな興味分野を少しずつは楽しめたかもしれない。



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