見出し画像

「ウマ娘プリティーダービー」と「DERBY OWNERS CLUB」との比較を思いつくままに

突然、「ウマ娘プリティーダービー」にハマり始めた。

https://umamusume.jp/

「ウマ娘」というコンテンツ自体は2017年から始まっているのだそうだが、「そういえばそんな単語がタイムラインを流れていた気がする」程度の認識である。それがなぜ急に?と考える人もいるかもしれない。確かタイムラインで「笹針」という馬用の医療器具の用語が「ウマ娘」という単語とともに流れてきて、調べてみたらどうも競走馬を萌え擬人化(馬によっては女性化も加わる)した育成ゲームがあるらしい、と知って、さっそくダウンロードしてみたのである。ちなみに、「最近そういうものが流行っているのなら…」と思ったのだが、どうやらリリース当日だったらしい。

いざやってみると、スマートフォン向けゲームだから当然なのだが、操作自体は単純だし、課金しようと思えば相当にできる(上限10万円とか書いてあったが…)が課金しなくても普通に遊べる点もよい。育成プロセスはすぐに把握できた。

もっとも、私が競走馬育成ゲームを遊ぶのは今回が初めてではない。私があまり手を出さないメダルゲームで「STARHORSE」というものがあったし、ファミコン関連だったら「ダービースタリオン」というものもあった。特別に何かゲーム機を持たなくてもよいものでは、2000年前後に主にセガ系のゲームセンターにあった「DERBY OWNERS CLUB」があり、これが一番はまっていた。磁気カードで1頭ごとにカードが1枚発行され、どこの店の筐体でもそのカードを使ってレースに参加することができた。また、なかなか走れなくなったら引退させて、種牡馬・繁殖牝馬カードにすることができた。カード自体も競走馬の写真がプリントされていたもので、かなり多くの種類のカードがあり、私にしても20~30枚くらいカードを持っていたが、重複した写真はなかった気がする。

もうどこにもこのゲームは置いてないと思うので、一応Wikipediaの記事へリンクを張っておく。Wikipediaにもある通り、ある時期から異常な強さの馬が登場しはじめたのと、その時期に設置店が減り始めたので、いつしかやらなくなってしまった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/DERBY_OWNERS_CLUB

ということで、ここからが本題。

すんなりと「ウマ娘」で遊べるようになったのは、やはり「DERBY OWNERS CLUB」の経験があるからであろう。記憶が確かであれば、「芝生」「ダート」「坂」「ウッド」「水泳」「休憩」という選択肢があった。「ウマ娘」に当てはめてみると、「芝生」は「スピード」、「ダート」は「パワー」と、「水泳」は「スタミナ」、「坂」は「根性」につながる。ちなみに「ウッド」はコーナー通過能力だったのだが、これは馬だから必要なので、人が走る場合はあまり重要でないのか省かれている。まあ、たぶん実際の競走馬育成ゲームであれば、きちんと制作側が調べていれば、だいたいどのゲームでも育成方法は一致するだろうと思う。

ウマ娘の名前がすべて実在した競争馬であることも、個人的にはポイントは高いかもしれない。「DERBY OWNERS CLUB」でもプレイヤー以外の馬はすべて実在する馬であった。

一方で、当然違う点もいろいろあるわけで、まず当たり前であるが育てる対象者が違う。「DERBY OWNERS CLUB」では馬の名前は自分で決められたが、「ウマ娘」では当然登場するウマ娘に限られる。「DERBY OWNERS CLUB」はアーケードゲームという特性上、目標は各プレイヤーにゆだねられているので設定そのものがないが、「ウマ娘」では目標が設定され、目標達成できなければそこで育成終了(ゲームオーバー)となる。ただし、そこまでの育成結果はちゃんと生きるのであるが、これは後述する。

また、「DERBY OWNERS CLUB」では基本的にはどんなスキルの馬でもどのレースにも参加できた(ただし、オークス等の牝馬限定レースには牡馬は出走不可)のだが、「ウマ娘」ではファン数が一定数を満たしていないと出走できないレースがある。つまり、レースで勝てるようにと育成ばかりしていると、出たいレースや目標として設定されているレースに出られなくなってしまう。そのあたりのバランスをうまく考える必要がある。

あと、これはゲーム仕様というよりはゲームの中の世界の違いなのだが、「DERBY OWNERS CLUB」では種牡馬カードや繁殖牝馬カードを使用して新しい馬を作り出し、能力を継承することができたのだが、「ウマ娘」は既存のキャラクターの育成なので、繁殖以前に勝手にプレイヤーが引退させることもできない。ただし、育成した能力を継承する方法はあって、「継承ウマ娘」というそのままの名前のシステムがある。過去に育成した時の能力を(全部ではないが)継承できるようになっている。なので、一度強力に育ったウマ娘の育成記録は、削除しない限りは後々まで生きてくるのである。

ちなみに「ウマ娘」にはチーム競技場というものがあって、チームを編成することが可能なのだが、これも記録されたウマ娘の育成記録の中から選択できるので、今までに育てた中から最強の状態を選ぶことが可能である。

とまあ、いろいろ思いつくままに書いてみたけれど、まあ要するに私はこの種のゲームを好むということだ(苦笑)。

さて、「ウマ娘」は歴代のそうそうたる競走馬の名前を持つウマ娘がそろっているのであるが、1つだけそうでないウマ娘がいる。重賞優勝歴どころか1勝もできなかったことで話題になった「ハルウララ」である。
本来この手の育成ゲームではまず入ることのない競走馬だと思うのだが、擬人化された「ウマ娘」の世界であれば、絶対必要なキャラクターだとは思う。そして、ゲームの中では育成次第でなんとか勝たせてあげることもできるし、うまくいけばG1制覇も可能かもしれないので、「ウマ娘」の話題では結構ハルウララを育成している人が多いと思う。

https://www.inside-games.jp/article/2021/03/01/131202.html

え、そういうお前はどうなのか、と?

いや普通に、3回に1回はハルウララ育成ですよ。何度か勝ってはいるし、目標はG1制覇ということで…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?