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たった数分で、見える景色が増えるお話

日が昇る瞬間にしか見れない景色があることを知った。

すりガラス越しの朝陽

今朝は、いつもより数分早起きできた。まだ、窓の外が暗かった。
夏の終わりが近づいていることを肌で感じて心細さを感じていたところに、太陽が昇りはじめた。

日の出よりたった数分早起きできただけで、見える景色が広がることを知った。

昨日は、いつもとは1本違う道を通ったら、わたし好みの器屋さんに偶然出会えたし、行ってみたい珈琲屋さんも見つけた。

たった一歩、たった数分、
いつもとは違う選択をするだけで、見える景色が広がるのだろうな。

まだ汗はかくけれど、日差しの強さは2週間前より和らいだ。
朝から元気に鳴くセミと交代して、秋の虫たちの声が聞こえはじめた。

ひっそりと訪れる冬に身構えてしまうけれど、
今の私なら、去年の冬よりも少しだけ多く動ける気がする。


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