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4R-130

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A: せり込み蝶六 (前唄) - 宮坂彦成 魚津市せり込み蝶六保存会 (富山)
B: せり込み蝶六 (後唄) - 宮坂彦成 魚津市せり込み蝶六保存会 (富山)

(7" 東芝 アサオ楽器店 委託制作盤 4R-130 1967)

レア度:☆☆☆☆
内容 :★★★★★

喉の揺りでラムる長いイントロを抜けた後に夜通し口説かれるフロア・ボム"せり込み蝶六"は、保存会レコあるあるな地元楽器店からのローカル・リリース。流れるような胡弓の裏で、ビートを刻む〽ハァドッコイ。民謡のかっこよさを確信した初期のヘヴィ・プレイ盤です。

↓の保存会史によれば、結成20年を越えてからの初吹込みレコードとのこと。

ここでさらに興味深いのは「昭和50年代に入ると民謡歌手原田直之、金沢明子の出現により全国的に民謡ブームが起こり、せり込み蝶六保存会にも県内はもとより全国各地から踊りを習いに来るようになった。」との部分。ジーパン民謡でも保存会が盛り上がったという現地人側からの証言は貴重です。しかし唄ではなく踊りなのかという寂しさも。

そして「昭和49年11月29日 保存会館 富山県民謡採録採譜事業 カセットテープ吹込み」と。民謡緊急調査よりも以前に県独自で動きがあったんですね。富山県立図書館に行きたい。


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