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MV-542-S

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A: 山中追分 - 初代浜田喜一 (石川)
B: 帆柱起し音頭 - 初代浜田喜一 (富山)

(7" ビクター MV-542-S 1968)

レア度:☆☆
内容 :★★★★

A面の"山中追分"は、北海道帰りの出稼ぎ船頭が山中温泉に浸かりながら唄っていた"松前追分"から変化したという逸話を持つ"山中節"の大元となったといわれる一曲を北海道出身のプロが再現。実際には追分元唄説は眉唾で近隣の変哲もない甚句がスロウ・ダウンしただけのようですが、ここではほぼ"江差追分"と"山中節"のハイブリッドとなっています。

B面の"帆柱起し音頭"は現地の保存会にも逆輸入的に影響を与えた初代浜田喜一の発掘仕事を代表するキラー・チューン。木遣りの祝い唄らしく、沈み込む太鼓にミニマルに刻まれるリズム三味線、ねとつく喜一の唄に若い浜田社中の囃子と、ヘヴィでハードなプロト・パンクスとしての浜田喜一バンドが聞ける名演です。

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