ポケモンWordleで正答したポケモンしか使えないダブルバトル大会体験記
ポケモン対戦から離れて約1年半、ポケモンレジェンズアルセウスをやりつつ、本家Wordleをはじめ、ことのはたんごやポケモンWordleといった派生系Wordleに毎日勤しんでいたとき、ある告知が飛び込んできた。
ポケモン対戦に復帰することにした。
1 大会概要とポケモンWordle対策
本ルールはポケモンWordleチャレンジモード回答権50回・剣盾までで正答できたポケモンのみを使えるというイカれた(褒め言葉)ルールであり、かつ剣盾で使えるポケモンであれば禁止伝説だろうが何でも使える。そして、試行回数の制限はない。
つまり、ポケモンWordleで禁止伝説を含みつつより多くの、できれば強いポケモンを当てることが必須であるため、かなりのポケモンWordle力が求められる。
また、参加者はおそら現役のポケモンプレイヤーでGSルールをゴリゴリにプレイしている方々であることが想定され、復帰勢の私がアドを取れるとすればこのポケモンWordleしかない。
そこで、5文字のポケモンをピックアップ、分析するためにスプレッドシートを作成した。
まず押さえておかなければならないのは、強い初手ポケモンである。強い初手といえばジーランスが有名であるが、チャレンジモードでは一度使ったポケモンは使用できないため、複数の強い初手(かつ対戦においては弱い)ポケモンを用意しておかねばならない。
そこで、各文字の単純な出現数と、位置も考慮した出現数を集計し、雑に掛け算して参考指標を作った。クソ適当なので文字被りを考慮しておらずランターンが指標上初手最強になったりしているが、目視で強くないことはわかるのでヨシ!!!!!
その後使えそうなポケモンを手動で複数ピックアップして終了。
集計したことで、「ー」は4,5文字目が多いんだなあとか「ッ」は2,3文字目が同数で4文字目が一番多いんだなあとか、知っておくと解きやすくなる情報がまぁまぁ手に入ったのでよかった。
細かい分析はもっとできたかもしれないが、あとは多分ポケモンWordleの試行回数こなした方がよさそうなのでやめた(面倒くさくなった)。
有識者各位はこれを活用してさらに分析してみてはいかがだろうか。
なお、これをカンニングペーパーとして使い、考えずにポケモンWordleを解くことはできてしまうが、明らかにズルなのでやめましょう。
2 ポケモンWordle実践編
いやこれ・・・しんどすぎないか???1プレイ4,50分かかるし普段使わない脳みその場所使うから頭痛くなるぞ??
仕事が終わってから毎日ポケモンWordleチャレンジモードに取り組むのはほぼ修行だった。7回目の結果がこちら。
わかりますかねこの祈りながら伝説を回答する感じ。外すと二度と出てこないからこの駆け引きもなかなか面白いんですよ。1日に何回もはやりたくないけど。まとめるとこちら。
ギルガルド(最終進化)
ドータクン(最終進化)
ルチャブル(最終進化)
ユキノオー(最終進化)
マニューラ(最終進化)
ベロベルト(最終進化)
ギラティナ(禁止伝説)
カジッチュ(×進化前)
ドラミドロ(最終進化)
ハガネール(最終進化)
ツタージャ(×未入国)
伝説ありかつほぼ最終進化。S操作もろもろあり。弱保ギミックあり。ハイ終わり終わり!!もうやりたくない!!
3 参加者の使用可能ポケモン
本大会では、参加者それぞれがWordleで正答したポケモン(=使用可能ポケモン)が事前に公開され、その上でパーティーを構築することになっていた。参加者の使用可能ポケモンがこちら。(黄色が使用可能ポケモン)
やっぱりみんな、ちゃんとWordleやってきてますよね~~(泣)
というか、4人だけだったか…面白そうなルールだったのでもう少しいると思ったけども…何度もチャレンジモードをやらないといけないのはややハードルが高かったのだろうか。
4 使用パーティ・個別解説
禁止伝説を扱った経験があまりないなりに考えを巡らせて組んだパーティがこちら。
①ルチャブル@弱点保険
かるわざ 165-158-96-*-85-157(いじっぱりH92 A252 B4 D12 S148)
ブレバ/インファ/雷パンチ/守る
・Aぶっぱ最速90族抜き、残り耐久
真っ先に思い付いたのがユキノオーorマニューラの礫でルチャブルの軽業弱保を起動するギミック。伝説相手にパワー不足感は否めないが、相手を選べば圧倒的素早さで制圧できるのではないかと考えた。
あえてSを落としてイベルタルやゲノセクトを弱体化させながらに上をとらせ、マニューラのバクアで弱体化させたうえで耐えながら弱保を発動させたかった。(なお)
②マニューラ@タスキ
プレッシャー 145-172-76-66-105-194(せっかち A252 C4 S252)
バークアウト/冷凍パンチ/猫だまし/氷の礫
・ASぶっぱ。
特殊が多い環境でかつマニューラより早いポケモンがいないため、上からバークアウトするのが強いと思った。それと弱保起動の礫。凍える風も候補にあがったがS操作する暇がなさそうなのでまともな安定的攻撃手段として冷凍パンチ、何かと使えそうな猫だましとした。なおこいつでルチャブルに礫撃つとめちゃめちゃ痛いので打ちたくない。
③ユキノオー@チョッキ
プレッシャー 191-100-98-158-106-84(ひかえめH204 B20 C252 D4 S28)
ふぶき/リーフストーム/大地の力/氷の礫
・Cぶっぱ、S+2で100族抜き(?)、残り耐久
礫役2号。対雨でサイクル回数を増やせるようにチョッキ。あとは雑にルチャジェットしながら吹雪したら強そうだなという。
④ギラティナ(アナザー)@食べ残し
プレッシャー 257-*-140-120-189-111(おだやかH252 D252 S4)
りゅうのはどう/10万ボルト/めいそう/守る
・HDぶっぱ、残りS
禁止伝説枠。アナザーとオリジンどちらを使うかという選択肢がまず生じたが、弱点保険を警戒させられたほうが良さそうと考え、アナザーを選択。
次に特殊か物理かだが、アローラペルシアンやイベルタルから飛んでくるイカサマが痛すぎるのが嫌すぎたことと、特殊アタッカーが多い環境なので瞑想で粘り勝ちできそうと思いこの型に。カイオーガやイベルタルに抜群をとれる10万と、通りやすいドラゴン技のりゅうのはどうとした。
なおユキノオーの霰が地味にしんどかった。
⑤ドータクン@ばんのうがさ
たいねつ 174-109-184-99-137-34(のんきH252 B252 D4)
さいみんじゅつ/ボディプレス/サイドチェンジ/トリックルーム
・HBぶっぱ、残りD
トリル役。トリルは最も警戒されそうだしサポートもない中でやすやすと張らせてくれないだろうと思ったし、マニューラのバクアから展開していくのがメインとなりそうだったので、トリル主軸とはしなかった。結果的にえふさん戦でしか出さなそうという結論になったため、ボディプレの火力を維持しつつ雨下でも受け出せそうなばんのうがさになった。(?)
なお、みんなが警戒していた地ならしでドラミドロの弱保を起動するプランは思いついていなかったがそれもあったんだけどねという風を装っていた。
⑥ドラミドロ@命の珠
てきおうりょく 172-95-111-163-143-57(れいせいH252 B4 C252)
りゅうせいぐん/りゅうのはどう/ヘドロ爆弾/守る
・HCぶっぱ、残りB(S個体値は31)
トリルエース枠。前述のとおりトリル選出をしなさそうだったのと、えふさんのイエッサンにボコボコにされそうなのと、いこーるさんのゲノセクトへの通りが悪いため、エースとはならなかった。でもよくよく考えたら地ならし弱保結構強そうだったなと思った(事後)
5 対戦記録
①VS.いこーるさん
こちら先発 ルチャブル+マニューラ(後ユキノオー、ギラティナ)
相手先発 デスバーン+ケンタロス(後ゲノセクト、イベルタル)
一番きつそうだった方。イベルタルが本当にどうしようもないと思ってていたので、先発イベルタル+ゲノセクトを想定して、ルチャブル+マニューラを出し、ルチャブルの個別解説で述べたとおり、耐えながら弱点保険発動でどーんするしかねえ!!と思ったが、先発には来なかった。完全に出し負けた。
動揺して普通にルチャブルダイマ+弱保起動、ケンタロスをぶっ飛ばしたもののデスバーントリル、後ろからゲノセクト登場。バクアで弱体化させようとするも、物理型で全く意味がなかった。しかもデスバーンの黒い霧で能力リセット。ギラティナの瞑想も封じられ、そのままゲノセクトに破壊されて負け。イベルタルまで到達できず。
考察が相手のほうが遥かにるかに上で、自分のプレイングの浅さも出てしまってクソ~~となった。
②VS.えふさん
こちら先発 ギラティナ+マニューラ(後ドータクン、ユキノオー)
相手先発 バクガメス+アロペル(後カイオーガ、イエッサン)
ギラティナ瞑想+マニュの猫をアロペル方向へ。バクガメスが引きイエッサンが出てきて猫無効。アロペルはイカサマをギラティナ方向に打ってきたが特殊型なので入らず。思惑通り。そのままマニューラでバクアを撃ってイエッサンを弱体化させながら積み態勢へ。ここまではよかった。
2積みしたところで相手カイオーガ登場、調子に乗ってダイサンダーをカイオーガ方向に撃つもC無振りだし当然耐えられ弱保発動。これはちゃんと警戒しないといけなかった。
弱保発動のカイオーガの前にチョッキユキノオーも全く受けきれずダウン。
最終盤面はギラティナドータクンvsカイオーガバクガメス。
ドータクンはアロペルからスカーフを押し付けられており、泣く泣く反復横跳びマンとして一生を終える決意をし、決死のサイドチェンジでカイオーガのダイアイスを受け、ギラティナは瞑想もう1積み、ダイマをしのぐ。
(なお今思えばエレキフィールドがあり霰ダメも2回稼げたため10万ボルトでよかった気がしている)
あとはカイオーガの攻撃をギラティナが耐えきれるかの勝負…と思ったら、ギラティナが突然カイオーガを先制して処理。これまで霰ダメージも含めてカイオーガがずっと先だったため、S負けしていると思っていたが、実は同速だった。一番肝心なところで同速勝ちして勝ち。
戦略としてはよかったと思うが、やはりプレイングが浅く、最終的には運勝ちとなった。
③VS.うえすさん
目ぼしいトリルアタッカーもおらず弱保ルチャブルが通りそうで、伝説枠であるケルディオもこちらの瞑想ギラティナに打点があまりない。一番怖かったのはサマヨール+フワライドの影打ち弱保起動だが果たして。
こちら先発 ルチャブル+ユキノオー(後ギラティナ、ドラミドロ)
相手先発 ウデッポウ+フワライド(後サマヨール、ケルディオ)
お前誰????
急に想定していないポケモンが出てきて動揺。何らかの方法で弱保起動されるとのでは??とビビり散らかしながらルチャブルでダイウォールしながらユキノオーの吹雪で削りを入れる。
(※弱保ルチャブルは相手ダイマフワライドを一撃で倒せないがダイマフワライドは弱保ジェットでルチャブルをワンパンしてくるので、ジェットで抜かれないように防ぎつつルチャブルの圏内に入れたかった)
相手ウデッポウは守る+フワライド追い風。そして弱保じゃなかった。ふう。
追い風なら軽業+ジェットで相手全員の上を取れるようになるので、予定通り礫で弱保起動。なんか怖いウデッポウを撃破。フワライドは体力ミリながらダイサンダーをこちらルチャブルに撃ってきたが耐え。
次ターン、フワライドを礫で処理、あとから出てきたサマヨールもルチャブルで削る。ルチャブルはサマヨールの雷パンチでダウンするも、その後は残数有利で削っていって勝ち。
なおウデッポウについてはフワライドのダイサンダーでエレキフィールドを展開した後、電気タイプと化しただいちのはどう威力100×1.3(フィールド)×1.3(珠)×1.5(メガランチャー)でカイオーガを吹っ飛ばす予定だったらしい。まさにロマン砲。見てみた過ぎた。
6 結果
2位!!上々だ!
久々にしっかりとパーティーを考えて、ちゃんと対戦して、ポケモンの楽しさを思い出すことができました。また、こじんまりとした大会だったので、通話しながら対戦をやったり、最後に感想戦をやったりもしてめちゃめちゃ楽しかったです。
主催者のいこーるさんはじめ、対戦してくださったえふさん、うえすさん、どうもありがとうございました。
また機会があったら参加したいと思います。
いこーるさんは今度またポケモンWordleを使ったトリプルバトル大会を開催するようなので、興味をもった方は参加してみてはいかがでしょうか。(トリプルバトルは未履修なので私は参加しませんが…)
7 さいごに ポケモンWordleを利用したルールについて考えてみる
今回のルールもめちゃめちゃ楽しかったが、伝説が出るまでポケモンWordleをプレイするのが実質必須という点がやはりちょっとハードルの高さとしてあったのかなと思った。
かといって一発勝負では、高種族値ポケモンを当てたひとが一方的に勝つという運要素が非常に強いゲームになってしまう気もする。それに、本当に一回だけやったかどうかを主催者側が確認するのも難しいだろう。
そこで、いくつかルール案を勝手に考えてみた。
・全員でポケモンWordleをプレイする時間を設け、リアルタイムで主催者又はDiscord等のチャンネルにスクショを提出する。
(開催時間と同じタイミングで別の日にプレイすることでリアルタイムでやってる風に見せることもできるがそこは参加者の良心を信じたい)
・基本一発勝負で、気に入らない場合は回答回数を例えば50→45回など少なくし、1回目の結果には戻れないことなどを条件にしてリスクを課したうえで再チャレンジを許可する。
・伝説は禁止(幻はあり?)。その代わり、伝説が出たら回答権を1、2回増やすなどのボーナスを設ける?
単なる思い付きです、すみません。
ポケモンWordleを使った大会が世に蔓延ること願って、結びの言葉とさせていただきます(?)。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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