発展の図

【Visionary経営】 事業の成長拡大+事業の安定

事業の繁栄・発展の究極の方向性は、2つのコンセプトしかありません。

1.事業の成長拡大
2.事業の安定


この2つを同時に実行してはじめて繁栄・発展が成し遂げられるのです。
どちらの1つが欠けてもダメなのです。

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1.事業の成長拡大とは

成長拡大とは、

①前年よりお客様の数を増やすこと

②そのお客様に前年より売価の高いもの(粗利益の多いのもの)を買って頂くこと ※もし、前年と同じ売価で同じ粗利益の売り物であれば、前年より数多く買って頂くことでしか成長拡大は起きません。

③社員(人)・設備(もの)・資本(金)の質と量を、その成長にあわせていくこと。

これ以外に「成長拡大」の方向性はありえません。
これを実行するためには、新規のお客様を開拓し、新事業・新サービス・新商品開発に挑戦し、人を集め資本の充実に励み、設備の革新を成し遂げなければなりません。

仮に、
・お客様の数が昨年と変わらなければ、
・売値と粗利益が同じであれば、

あなたの会社は給料さえも上げられないということです。
それどころか、毎年上がり続ける社会保険料で、手取りの給料は下がり、社員の不安は増していくのです。



多くのお客様を集めるテーマパークでも、大型商業施設でも、あなたの街の小さな小売店でも、下請けの会社でも、規模が大きくても小さくても、業種や業態が違っても、日本全国どの地域でも、このことは変わりません。

お客様が増えていれば会社は成長拡大し、お客様が減っていれば会社は衰退していくのです。まれにお客様が増えていないのに成長拡大している会社がありますが、それは昨年より「売価の高く粗利益の多い商品を売ったか、数量が多く出るものを開発した」からです。

成長拡大とは、前年より売り上げが増え、利益が増え、お金が増えることです。売上が増えても、利益が減ったり、お金が足りなくなるのは、膨張拡大で、もっとも危険な拡大です。



2.事業の安定とは

安定とは、
①お客様に「繰り返し安定的に買っていただく」システムを会社に構築すること

どんな事業でも、お客様がいない事業などありえません。
あなたの会社で売っているものが何であっても、商品であっても、サービスであっても、形があってもなくても、その売り物を、同じお客様に繰り返し繰り返し買っていただくことです。

牛乳や新聞、ヤクルトが月極で売っている、鉄道やバスが定期券を販売する、ビルやアパートのオーナーが貸すということで生計をたてる、リースやレンタルで定期収入があるかなど、繰り返しを起こす戦略が、安定を成し遂げるのです。鉄砲ではなく弾を売ることです。

②自社の売り物を競争相手のどの会社よりも磨き続けること
すべての売り物は絶対的ではありません。他社の売り物と比べられて優れていれば買われるし、明日ライバル会社がもっと優れたものをお客様に持っていけば、お客様は平気でライバルの売り物を買ってしまいます。

③お客様第一 = お客様に好かれる
お客様第一とはお客様に好かれることを行うことです。嫌われて流行る店や会社はなく、好かれているのに流行らない店や会社はありません。お客様にライバル会社より好かれなければ安定はしないのです。




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