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京都にて、靴試着の旅

こんにちは。自問自答ファッションのガールズ見習いです。

自問自答ファッションとは


自問自答ファッション×ムーンプランナーのマガジンが再販された際に購入し、講座を拝見しました。
そこで、「買わない前提の試着」「経験を積む」という言葉を聞いて、びっくりしました。

わたしは足にトラブルが起きがちで、「履ける靴を探す」と思うと非常に選択肢が限られます。
常に眉間に皺を寄せ、この靴は履いて歩けるか?痛みは出ないか?と検討する。
試着ってそういうものだと思っていました。

でも、買うことを前提にせずに試着ってしてもいいのか!

「コント、試着」もすごく参考になります。このやりかたなら挑戦できるかも。

地方在住なのですが、ちょうど京都行きを間近に控えていました。
空き時間の午前中に百貨店に行けそう。急いで準備し、靴試着に挑みました。

ちなみに私の足のスペックはこんな感じ。

 足長  約25センチ
 ウィズ(足囲) A〜2A
 かかと  小さい
 片足がむくみやすい(過去の怪我の影響?)
 合わない靴を履くと足腰が痛くなる(同上?)

靴は最近は決まったところで買っていて、歩けるスニーカーとコンフォート靴、紐の革靴は持っていますが、すべて機能重視で選んでいます。
デザインが好きなものを探して試着するのは、数年ぶりかも。
そしてハイブランドで靴試着をするのは初めて…!緊張…!
10時過ぎ、京都駅に降り立ちました。まずは伊勢丹1階のGUCCIに向かいます。

 

GUCCI

煌びやかな売り場…!入るのに勇気がいるよー!
入り口の手前で躊躇して、思わず通り過ぎてしまう。
でもここで入らないと…!頑張ってUターンして勢いで入店!

店内はすでに複数のお客さんがいらっしゃって、店員さんが対応されていました。
どうしよう…と思っていると、他の店員さんから
「何かお探しですか?」
と声をかけられる。わっ話しかけられた!(そりゃ店員さんはそれがお仕事ですからね)
緊張しつつも店員さんにスクショを見せて、これが履きたいのですが、とお伝えしました。

と、なんと、チェックしていた靴がない。
店員さんがタブレットで検索し、大阪にならあるのですが…とのこと。京都店はもともと靴の入荷が少なめだそう。
検索したときに店頭在庫も見ておくべきでした…!お手間をとらせて申し訳ない。

残念だなあと思いながら棚を眺めていると、スクショするかどうか悩んでやめた編み上げブーツが。
せっかくなので履かせていただきました。

存在感があってかっこいい!
でもなんだか、人の靴を履いている感じ。好みとは違ったってことなのか。
ブーツだからか、もしくはわたしの足幅が狭すぎるのか(たぶん後者)横幅が広い。もっと紐を締めても足が動きそう。
履いてきたフルレングスのワイドパンツだと、靴が隠れてしまう。パンツの裾をつまみ上げてブーツの全体像を見る我。履いてくる服を間違えたか…?

今思えば緊張していて、試着時にあまり歩いていませんでした。反省。
そんな不慣れな客にも店員さんはとても優しい。名刺に品番をいただき、お礼を伝えて退店しました。
 

セルジオロッシ

 
ジミーチュウを探していて迷い、間違えて入店しつつも(どうしてそうなった)、素敵なデザインの白スニーカーが気になって試着をお願いしました。

厚底でボリュームがあって、履いてきたパンツと合うかも。
紐をしっかり締めると、かかとも動かずに歩けそう。
クッションはあまり感じず。わたしの貧弱な足だと、長い時間歩いたら痛くなってしまうかもなあ…どうかなあ…うーん、試着では判断がつかないのが困ったところ。

ベロアのパンプスが気になって、こちらも試着させていただきました。38(25センチ)はサイズがなかったので37(24.5センチ)を。

おお、トウが丸くてかわいい。それでいて全身で見るとすっきりした印象。
履いてきたワイドパンツと合うし、細身のパンツでも似合いそう。
ストラップは一番短いところからひとつあけるのがよい感じ。ただ、歩いているとむくみがとれてゆるくなるかも。それと、ちょっと親指の爪があたる。
25センチだと縦はよくても、ウィズやかかとのフィット感がどうなるかなあ。
もし足に合ったとしても、あまりたくさんは歩けなさそう。履くとしたらちょっとしたパーティー用?(そんな機会はない)

かわいい靴が履けて楽しかった!
店員さんが履きごごちについて聞いてくださったり、とても親切で嬉しい。品番をいただき、お礼を伝えて退店。
 

ジミーチュウ
 

GUCCIでの反省をもとに、通路の椅子に座り、ネットで店頭在庫を確認。
残念ながら、気になっていた靴は関西では品切れ。

サイズがあるパンプスを試着させてもらおうかなーと売り場に向かったら、あるブーツがいきなり目に飛び込んできました。

ヒールが高くて、平べったい不思議なかたち。
気になる!
思わず店員さんに「あのブーツを…履いてみたいのですが…!」とお願いしました。
 
サイズがなく24.5センチを試着。
履けたけれど、前足部がかなりきつい。これはなじませるのは厳しいか?
かかとはしっかりフィットして、とても良い感じ。

店員さんに、鏡はこちらです、と数歩ほど離れた先の大きな鏡を示される。
えっ歩けるかな…とそっと立ってみたら、ちゃんと立てる!歩ける!
むしろ歩きやすいくらい。こんなに高いヒールなのに安定感がすごい!

立ち姿もとても素敵。わー、嬉しくなっちゃう。写真はNGだったので目に焼きつけるつもりで歩いたり、横から見たり。

「すごく歩きやすいですね!」
といいながら歩くと店員さんも、
「かかとのすぐ下にヒールがあるので歩きやすいんです。後ろ姿も素敵ですよ。こちらにロゴが入っていてアクセントになるんです」
といろいろお話ししてくださる。
 店内に広めのスペースがあって、試し履きの歩行もしっかりさせてもらえるのがとてもよいなあ。

「近い木型のローヒールブーツで25センチのものがありますよ」
と言っていただけたので、参考に試着させてもらう。
あれ、かかとが動く。
前足部はいい感じなんだけど。サイズを上げたからなのか、木型が違うからか、ローヒールだからなのか。うーんこれだとどうなるだろう…。

最初のブーツの25センチはお取り寄せになるそう。品番をいただき退店。

終始優しい店員さんに、
「ブーツをお探しなんですか?こちらには他のブランドさんにもブーツがありますので、いろいろ見ていってくださいね」
と送り出された。
こ、高貴…!高貴な精神の国だ…!

ここで四条に移動してフェラガモに行く予定でしたが、履きたいブーツが関西に在庫がなかった…
あとの予定時間も迫っていたので、以上で試着の旅、靴編の第1回は終了です!
 
 

今回の学びと反省

 
・店員さんはほんとに優しい。思い切って行ってみてよかった…

・フルレングスのワイドパンツだと、ローヒールのブーツは試着してもよく分からなかった。次回は足首が出るパンツか、スカートにしたい。

・セルジオロッシさんの白スニーカー、手持ちの白スニーカーのシルエットに近い。だから制服パンツに合ったのか!店頭では知らず知らず、履いているパンツに合う靴を選んでたのかも?

・デザイン重視で選ぶの難しいー。売り場に行くとついつい、これは甲の押さえがあるから履けるかもな…と実用性を考えてしまう。ホームページであらかじめ見ておくと、写真だからか、まだデザイン重視で考えやすい。

・あらかじめフロアガイドを見ていたのに迷った。どうしたら。フロアガイドをプリントアウトして、行くところに赤丸つけて、見ながら行くか?すごいお上りさんだな?

・今回、わたしが事前に気になっていた靴は新作や限定品だったらしく。すでに売れていたり、ブランドによっては京都店には入荷しないものだったらしい。次に靴の試着旅に行くときは、お店の在庫を確認しておくこと!

・セルジオロッシのパンプスやジミーチュウのブーツが短い時間なら履けるし、似合うんだ!と知れたのがとても嬉しい。実際に買うかどうかは置いておいて、自分の世界が広がった感じがする✨

・事前に選んだ靴のスクショを見返すと、テイストがばらばら。コンセプトが決まってないからなのでは?次の試着の旅の前に、コンセプト決めと向き合ったほうがいいんじゃないか?

・行けなかったフェラガモのリベンジをしたいですねー
 

靴試着の旅、その後


今までは靴関連の本や記事などを読むとき、自分とちょっとでも違う意見を見ると、めっちゃイライラしていました。

しかし、試着をしてしばらくして、あれ、と気付きました。

違う意見を見ても、「そうかーこの人はそういう意見なんだな」と思っている!
そりゃ立場が違えば意見も違うよね。なるほどなー。と思っている自分がいる…!

こんなマインドの変化があるとは思っていませんでした。びっくり。
なんなら、以前は自分の心境を意識できていませんでした。
そうか、私、イライラしてたんだなあ。学びが深いです。
今は靴関連の記事を読むのがめちゃくちゃ楽しいです!
試着の効果、すごい…!

今後はコンセプトを決めたいところです。
お読みいただきありがとうございました!