負→読み込み中

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・バイト先で上司にしかられたり、客に謎の文句をいわれたり、従業員に気に食わないことをいわれたりすると、脳内に巨大な演算装置が出現し、この場合どちらが正しくてどちらが間違っているのか、私は何を言うべきで何を言わないべきなのかということについての演算が直ちに行われる。

・この時は何も話すことができないので、完全に沈黙することになる。感情的になって言い返すこともない。そう、その感情的にならないということに対しては、自分をほめてあげたいと思っている。その場の怒りに任せて声を荒げたりものに当たったりすることは何の解決にもならないと知っており、理性で制御することができる(これができていない沸点の低い人間が多いと感じるのは私だけではないはずだ)。

・日常会話とか生活でも、ビデオゲームのローディングタイムのように、データ処理に時間をかける人が世の中にもっといていいと思う。
会話でわざわざ頭をつかいたくない人とか処理速度の速い人たちは、いろいろとわずらわしさを覚えるんだろうけど…

・そして、その脳内に突如として設置された巨大な演算装置というのは、演算が完了するか事態の収拾がつくまで永久に作動し続ける。
前々から感じていたことだが、私の脳は空で物事を考えることにあまり向いていないようなのである。その場では解決しなくて、自宅に帰って考えを文章化し論点を整理してようやく落ち着くこともある。脳内で概念を思い浮かべているだけでは、論理手続きを続けるのに限界があると思う。

・考えることのトリガーになるのが外部からの負の圧力ということもあって、自分の立場を擁護する主張が出てきやすい。そういったポジショントークや感情ベースの裁量をできる限り排除し、客観的で公平な、そしてよりクリアな処理を目指す必要がある。
いびつな論理で自己弁護することに魅力を感じない。ただそうはいっても、私が正しいと都合よく解釈してしまっていることは多々あるんだろうな。



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