7/5の日記
12:38
二度寝をしてこの時間。低血糖なのか睡眠不足なのかわからないが体が重くて何もする気が起きなかった。
13:24
3限はキャリアデザインに関する講義だった。教職以外でキャリアを積んだことのない者に教わることは何もないと冷笑的になるのを抑える訓練であると読み換えて差し障りない。教授がレジリエンスについて力説していたが自分には無関係だと認識し天鳳を開き東風戦をした。
面中ツモドラ5親倍満8000オール。ドーパミンが過剰に分泌されるのを実感した。もし教室にサーモグラフィーのようにドーパミン量を検知しビジュアライズする機械があったら間違いなく要注意レベルの値が出せたに違いない。面前で裏ドラ中3つ揃えられることはレジリエンスよりも大事じゃないのか。リアクションペーパーには生真面目にビジネスにおけるレジリエンスの重要性や授業で触れられていた内容について200文字ほど書いて提出した。
19:32
大学からの帰り道。最寄り駅で都知事選挙の街頭演説をしていた。
何故こうも正気を失ったような人間が立候補するのかについてはもう既に興味がなかった。駅の前に広がる小さなエリアに蛍光色のゼッケンを着たメンバーが不規則に配置され、何か言語を発しながら旗を振っていた。この異質空間が渦巻くプロセスの繊維を現実が引き裂いたような結果を見せられ続けた。街を行く人は電車から降りてからも再びこの異空間に対する儀礼的態度を要求された。
20:16
ユーチューブで『惡の華』のアニメ1話が公開されているのを今更ながら視聴した。押見修造。
作画が昨今では見かけないような、現実で撮影した写真をイラスト化したような、写実的な線。1つのカットが他のアニメよりも長く、時間の流れや間にリアルさを感じる。
高校生時代を思い出した。顔もスタイルもよくて人当たりもいい、運動もできて成績優秀な人って実在するんだって知った。漢字の小テストも毎回妥協せずに満点を取り続けていた人のことも思い出した。高身長でムードメーカーで、行事で目立つ人。学級委員で可愛くてシンガーソングライターで事務所に入っている人。同じクラスだったけど近づくことも話すこともなかった。クラスの主役になりたいと思ってもなれなかった過去について反省することも後悔することもない。自分にはそうすることしかできなかったと思う。あの時自分の心に内在していた承認欲求は行き場を失った。何度やり直しても同じ結果にしかならない。
22:05
頭痛がする。
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