突然詩#2

悲しいことがあると

君は遠い目をしたね

僕にはわからないような

深い深い瞳をとにかく潜らせて

深く深く潜ってしまった

僕はいつも途方に暮れていたね

明るく冗談を言ってみても

虚しく反響した僕の笑い声だけが響いていた

昼の強い光が窓から差し込んでいて

少し汗をかいていた君は左目だけで僕を見た

僕を見たんだ

何を言っていたのだろうかその目はその瞳は

中卒の僕には見当もつかなくて、睨まれたカエルの僕はまたへたくそな笑みを浮かべるしかなかったよ。

君に愛してほしかった

君に微笑んでほしかった

君の瞳は雄弁だった



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