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25日間フィビヒチャレンジ!14日目

 今日はまた「気分、印象と思い出」から、全音の楽譜13曲目(Op.41-Ⅳ-20)。なんと新しい週の始まりに相応しいことか。全音の楽譜には「新しい季節」というタイトルがついています。
 中盤左手の5連符、始めの音をバス扱いしたいために全然5連符じゃなくなってしまった…という反省点は付記しておきたい。

 穏やかで美しく少し妖しいのがフィビヒというわけではないのですが、なんとなく当アドカレ的には今日明日が選曲的に中盤のハイライトかなと思っています。全音版解説によると、この曲は郊外の湖畔にあるシュルツ家(=アネシカの家)の別荘を訪れたときの印象を描いているそうです。愛するアネシカと共に一日が始まる爽やかな喜びを感じます。

 フィビヒのバイオグラフィを見ると、幸せな時ばかりではありませんし、(こう書いてしまうと簡単に思えますが)辛い時間もあったと思います。また最終週に書こうと思いますが、アネシカという女性に42歳(アネシカ24歳)で出会い、フィビヒの世界は見るものもなにも一気に輝き、今まで知っていたはずのことまで全てが知らない色彩を放ち始めたのでしょう。そのアネシカとの「愛の日記」とも言われる「気分、印象と思い出」、曲調が穏やかで明るい曲であっても、底抜けの幸福感が表されたような曲は少なくとも私は知らず、感情を抑えているか、もしくはどこかシューマン的な「泣き笑い」のような影が感じられる気がします。

 それではまた明日!

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