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130.ドリーム・ホース(2020)

片田舎で育った競走馬ドリーム・アライアンス号(通称“ドリーム”)が最高峰のレースに挑む実話。動物が出ている映画はそのプロットの巧拙なしに泣けてしまうのだけど,本作においても“ドリーム”がレースを走るたびに泣いてしまい,エンドロールのころには涙と鼻水でぐしゃぐしゃになってしまった。ギャンブルを通じて,人生はお金ではないということを教えてくれる点が秀逸である。主婦であるトニ・コレットが言っていた科白がこの映画のすべてなのではないだろうか。
朝起きてワクワクするものがほしい。世界を変えてくれるかもと思わせてくれるなにかが」。そしてそれは決して「お金」では買えないものである。

監督*ユーロス・リン
主演*トニ・コレット
2020年

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