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66. 階段とテラスを作る 3

借りてきたミキサー君、頑張ってくれています。

クマ夫は砂をふるいにかけ小石などを取り除き、セメントと砂と水とをどんどんとミキサー君に入れて、混ぜ上がったものを猫車に乗せてテラス天板の土台となるトタンに持っていきます。

セサール兄はそれを鉄の角パイプを使い、表面を平にならしていきます。建物側から外に向かってほんの少し、体では感じない程度、下りの角度をつけて。そうすることで、雨が吹き込んできても水は自然と外に出ていくように。

長さ10mほどのテラスを6分割してセメントを流し込み、平らにならしていきます。猫のうち誰かやライチあたりがウヘウヘ歩いて足跡をつけちゃうアクシデントをちょっと心のどこかで期待してたんだけど、そんなことは起こらず。

流し込んだ後は1日に数回、その部分にジャバジャバと水を掛け、セメントが中でしっかり固まるように(どういう仕組みなのかいまいちわかってない)。


数日かけてこの作業を繰り返し、テラス天板がしっかり出来上がった。

現場監督たちのチェックも済み、クマ夫もこの出来の良さは何度も何度も口に出してしみじみ喜んでいる。

テラス天板がしっかり固まるのを待つ数日間。

クマ夫はアイランドキッチンの仕上げにかかる。

セサールから技を盗んだと見られ、つるっとまっ平に仕上げてきた。本人もなかなかこの作業は好きみたいよ。



テラスもしっかり固まった。よしよし。
屋根に使うのはダンボールとセメントを屋根瓦数枚組み合わせた形の板。これを乗せる骨組みをセサール兄と二人で溶接していく。二階の作業でもやっているのでもう迷うことなく淡々と。


それが終わるとここからはクマ夫の一人旅。二階テラスの屋根同様、彼の得意技「コツコツ地道な作業」を続けます。


彼たっての希望で、一階テラスの屋根の建物に一番近い部分は半透明のグラスファイバー素材にした。なぜなら、そうすることでキッチンの窓が冬の暗い日影に覆われることなく、けれど真夏の厳しい日差しを避けることもできる。メキシコのこの地域は、一年で一番暑い時期(4〜5月)であっても日陰にいれば涼しい。でも明るさは取り入れたい。完全に透明な屋根にしてしまうと多分その下では暑くて焦げる。これでちょうど良い感じ。

足りないのは手すり。これはもう少し経ってから。しばらくの間、このテラスが大きな資材(例えば石膏ボード)の置き場にもなるし、大工仕事の作業場所にもなる。物をあちこちに動かしたりするのにも、手すりがない方が動きが制限されずに済む(という後付け理由)。


 この間、私は何をしていたかというと、黙々と主寝室を作ったり、裏の土地の畑スペースを再開拓したり、クラウディア(セサール妻)と子供達に巻き寿司教えたり。


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