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NFT作品『Dolls Life-BJD』について

※この記事はご購入頂かなくても全文ご覧頂けます。

みなさん、おはようございます。
ポリゴン(matic)にブリッジ(変換)したは良いものの、
ブリッジしたETHが表示されず、もういいもん!ということで10日ほど放置していたcarumanです。
昨日からポリゴンメインネットにETHが表示されるようになってあんだぁ?!と困惑しております。
良かったぁ。私のお金、ちゃんとあったよ。

TwitterやInstagramでみなさんが、作品の制作途中を動画でUPされているのを見て、ちょっと私もやってみたくなっちゃいました。
簡単にではありますが、メイキングを書いてみようと思います。

では早速、初NFT作品である、『Dolls Life-BJD』をまとめていきます。

作品名:Dolls Life-BJD No.01

こちらがNFT初作品です。

人形さんNFTの作り方

まず、球体関節ビスクドール(陶磁器の人形さん)を作成。
※人形さんを作る工程については下記リンクの制作日誌まとめを
ご覧下さい。(とても長いです。ご注意下さい。)

人形さんの1パーツづつを撮影していきます。

胴体
金箔を使用して作った手

実はこの人形パーツ、
昨年末の『タツコン』(ギャラリー龍屋さん)で展示販売していた
人形さんのパーツです。

作品名:Ms.メフィ・スィメラ(シレッと作品名変更しました)

養子には行かず、帰ってきました。おかえり♪
人形さんが完成するよりも、NFT作品完成のほうが早かったため、
「売れちゃったら(パーツ)どうしよう…」と気になっていましたが、
帰ってきました。
首から下のパーツはNFTの素材専用にして、
顔は別途胸像を作成して実物を再販売予定です。
顔の絵付けが今までで一番出来が良いので顔だけでも販売したいです。
では、話が反れましたが全14パーツを撮影していきます。

14パーツをさらに角度を変えて撮影しました。
個人的に言っておきたいこと。

それをフォトショップで加工します。
陶磁器でできていますから、陶磁器特有のザラザラした質感が出るように加工します。

ざらざら…

こんな感じで素材を作ります。
同じ加工を全てやっていきますよ…。

ここまでこれたら一安心

自分の顔面撮影します。

私がTwitterでちょこちょこ発信していますが、
この人形さんの眼・口は作者である私の眼・口なのです。

この眼・口は私のもの

では、撮影していきましょう。
使用する機材はPENTAX K-s2です。

我が相棒

有効画素数2000万画素の私の頼れる相棒です。
初めて買ってもらったデジカメはPENTAXでした。
そのあとの自分で購入するデジカメは、今のところ全てPENTAXです。
最初のほうにyoutubeにUPした実写動画もこのカメラで撮影しています。

ワタクシ、carumanの顔。
ちょっと照れるから強めにぼかしておきますね。

こうやって、自分の手で前髪を抑えて、眼・口を動かしたときに
顔が動かないように固定します。
素材をループさせる必要もありますので、不要な動きは厳禁です。
※うまくループしなかったので撮りなおしています。特に口!!
顔に影がかかったほうが『切り取られた素材感』が出て良いなぁと
気に入ったため顔の影はそのまま。

撮影したら、スマホの動画編集で右目・左目・口を切り出して、
個々の動画にします。

切り出された私の顔のパーツたち。
照れるからコチラもぼかしておこう。

こんな感じで切り出します。
『Adobe Premiere PRO』があれば、わざわざスマホにデータを移して
作業しなくても動画の切り出しぐらいはできるはず…。
※我が家には『Adobe Premiere エレメンツ』しかないため、
スマホで加工することを思いつきました。

モノクロします。

さらにスマホで加工します。
出来る限り、人形さんのパーツの色や質感から離れないように加工していきます。
といっても、静止画(陶磁器)と動画(皮膚)ですからどうしても
質感が違いますので、そこまで厳密合わせるようなことはしていませんが、
『世界観がかけ離れないように』ぐらいの気持ちで加工しました。

次はいよいよ動かします!

肝心要はここからですよ。次は3Dモデリングソフトの『blender』で動きを付けていきます。そうなんです。実は、私の作品は3Dなんですよ。板ポリにテクスチャとして素材を貼って動かします。

簡単に説明すると、上記の動画のような感じになります。
手付け(手動)でひたすら動きを付けていきます。
もっと詳しいメイキング動画も出したいね。

板ポリに貼って、横から見ると。

動画内では紹介していませんが、
『テクスチャを板ポリに貼る』ということはこういうことです。
わかりやすく言うと、
幼稚園・保育園のお遊戯会の舞台セットの張りぼての1枚板の
木や草むらみたいなものをイメージして頂くとわかりやすいと思います。
そのため、横から見るとペラッペラです。
お遊戯会で、観覧席の端のほうに座ったご父兄が見ている景色は
こんな感じでしょう。そう、あんな感じ。

ちなみに余談ですが…

人形さんの顔のパーツ、サイズが違っていたり、
左右に歪んでいたりしますよね?

ほぼ自画像

これは、作者である私の右目が左目に比べて小さく、
口が大きくて左端が上がっているためにそのように配置しました。
もう証明写真を見ると本当にそのままの私。
現在求職中のため証明写真を見る機会が多くて、
それがヒントになっています。

blenderのテクスチャの設定

動画半ばで画面左側の設定画面について少し触れましたが、具体的にいえば下記内容になります。

pngデータの透過設定
mp4データの適応・再生設定

この設定は、「blender テクスチャ png 透過 設定」や、
「blender テクスチャ 動画 設定」で調べて出てきた記事を
参考にしています。
こういうノウハウをブログで公開して下さる方々に
私の作品は支えられています。
私が残す記事もいつか誰かの助けになれば良いなぁ。

ここで一旦Adobe Premiereで作業します。

動きが決まったら、次は『Adobe Premiere エレメンツ』に移動します。
※エレメンツじゃなくても『Adobe Premiere PRO』があればそちらで作れます。

ここの作業は恐らく、5分ぐらい

画面にノイズを追加して、サインを追加したらいよいよ大詰めです!

最後はアレで仕上げます。

そう、みなさんもお持ちのアレですよ。

そう、スマホ!!

スマホで画面サイズを整えます。
4:3のブラウン管サイズです。
ノイズもあいまって良い感じ!
正方形の予定だったんですが、某Vチューバーさんのライブ配信を見て、
やっぱブラウン管サイズってノイズと合うかも?!と思ってブラウン管比率にしました。大正解でしたね!

スマホ様々です。

完成です!!

そんなこんなで『Dolls Life-BJD No.01』は完成しました。

完成形はコチラでご覧下さいませ。

ボツもあった『Dolls Life』

実はここにたどり着くまでに試作品を作っていました。

どう頑張っても可愛く出来なかったのよね…。

手書きから『Adobe illustrator』で描き起こして、
同じ方法で動きを付けていく…。
仕組みは同じですが、見た目は良い方向にガラッと変わりました。
この段階では、むき出しの心臓や肺も可動します。
その可動に合わせて私の声を当てる予定で、声の録音まで済ませましたが、どうしても可愛く出来る自信がなかったのでボツにしました。
しかし、仕組みには満足していたのでそこだけは生かして作品制作しました。

作品の制作意識や私の美意識(微注意)

※私が言う『美意識』は広い意味合いを持つ言葉です。
例えば、一般的に言われる美しい所作等から、ごみ屋敷住人の美意識まで。
きっと、ごみ屋敷の住人にも、その人だけの美意識はあるはず。
ついつい部屋が汚部屋になりがちな私が言うんだから間違いない!

私、10代から20代前半までホラーなものが好きで、
遊ぶゲームはホラーもの、見るゲーム実況もホラーもの、
興味を持って調べるものは世界の〇人鬼ばかりという道を歩みました。
10代は怖い物知らずなので怪しいところ(もちろんwebサイトとビレヴァン)に入り浸って〇体の画像集めが趣味でした。
当時の私にとって、『ホラーとは表立って直視してはいけないものだが、どうしても見たいもの』だったように思います。
(スプラッタ好きとはちょっと違う)今思えばすごいなぁ…という感想です。
(まぁ今でも復習のつもりで〇人鬼の記事をまとめたwebサイト巡りをしたりするけど…)

そういう趣味趣向ですからどうしてもホラーに惹かれてしまう。
今回の作品『Dolls Life』だってそうです。
あれは、個人的にはちょっとホラーです。
(マイルドホラー、みたいな?)

しかし30代になった今、10代・20代前半とは明らかに『ホラー』の捉え方が違う。
ゲーム『アラン・ウェイク』の中に出てくるテレビが可愛いなぁと思ったり、『サイレン』の屍人が可愛いと思ったり、
『バイオハザードアウトブレイク』のG変異体が可愛いと思ったり、
『サイコブレイク』の金庫とお姉ちゃんとカメラ娘とスポットライトさんが可愛いと思ったり、『ポスタル2』の主人公のしょうもなさが可愛いと思ったり、『サイレントヒル』の全部が可愛いと思ったり、
『零』のたまにプレイヤーにちょっかいかけてくる地縛霊が可愛いと思ったり、クエイ兄弟の『ストリート・オブ・クロコダイル』の人形が可愛いと思ったり…。あと、インディーズゲームの愛しい感じとか。
そう!年を重ねるごとに、ホラー=可愛いという方程式が構築されてきているのです!
おっ!『ホラー=可愛い』!!…プロフィールに書いておこう。

早速書いておきました。

産まれて30年を過ぎました。
NFT作品は私の人生の途中のまとめのようなものですね。

酒の肴なる作品にしたい

先日、私がTwitterで良いことを言っていたので忘れないようにここに残しておきます。

酔ってないのに良いこと言っていた。
珍しいこともあるもんだ。

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昨日友人と、
『自分の作品をお迎え頂いた方には、どのように楽しんで頂きたいのか』という話題になりました。
私としては、立体作品(実物作品のことです)・NFT作品問わず、
オーナーさんの酒の肴になれば良いなと思っています。

良いことがあった日や、逆に良くなかった日の酒の肴。
オーナーさんの話を「うんうん、」と相槌打ったり、
愚痴に対して一緒に怒ったり...。そういう感じです。

ちなみに、来月は『イライラ』している人形さんが出る予定です。
その人形さんを見ながら一緒にイライラするのも良いし、
そのイライラを見て逆に冷静になるのも良いと思います。
酒の肴ですから、そんなに深い意味はありません。
(誤字修正済み)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

来月の販売予定の作品の宣伝をシレッと入れるぐらいには
『宣伝』の腕が上がりましたね。

最後の「酒の肴ですから、そんなに深い意味はありません。」は、
アンディ・ウォーホルの「私のことを知りたかったら、私の作品の表面だけを見て下さい。裏には何もありません。」のニュアンスを入れました。
(確かそんな感じのこと言っていた。はず)
アンディ・ウォーホル、好きなんです。

実物の人形作品で思い知りました。
要素や思惑を詰め込んでもしょうがないって。
だって、ソレ説明できないんだもん。
「何もないぐらいが丁度良い」んですよ。
そのぐらいのゆるさで作っていきたいです。

酒の肴のように、オーナーさんが必要としたときに
そっと寄り添うような作品を世に送り出していきたいです。

終わりに、有料記事化について

今回の記事から有料記事にさせて頂きます。
有料記事と言っても、ご購入頂かなくても全て読めます。
俗にいう『投げ銭』というものです。

立体作品のアカウントでも行っている手法です。

もし気に入って頂けたらでかまいません、
記事のご購入をご検討頂けますようよろしくお願い致します。
サポート頂けるのであれば、なおありがたいです。
そちらもご検討下さい。

ここまでご覧頂きまして、誠にありがとうございました!

※ご購入後に読める範囲にはちょっとしたご挨拶と近況を書きました。
※ご購入頂かなくても全文しっかり読めます。
※近況読みたい!という方は記事購入のご支援のほど、
よろしくお願い致します。

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