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100億最速 映画「鬼滅の刃」はなぜ社会現象になったのか

映画「鬼滅の刃 無限列車編」がよもやよもやの大ヒットで、初日だけで12億円、3日間で46億円を突破、10日間で史上最速での興行収入100億円を突破しました。
普通にヒットする映画が初日2日間で3億いけば出足好調、7億以上なら大ヒットとなるので、この鬼滅の記録がいかに凄いかという事です。

今回はそのヒットの理由について私なりに分析してみました。

アニメのクオリティがすごい

まずベースにあるのはアニメのクオリティの高さです。Ufortableという制作会社が作っていますが、このCG技術や絵のクオリティ、音楽の演出など
とにかく素晴らしいです。
これがアニメファンの間で話題になり、口コミで広がっていきました。
私の周りでは、昨年末くらいに「凄いアニメがあるから見て」となって、「冬休みにでもゆっくり見よう」と思って見たらすっかりハマってしまいました。
この時点でTV放送は終わっていたのですが、Amazon Primeで無料で見られました。

原作で続きを読みたい

アニメは漫画の単行本だと6巻くらいまでの話で終わっているので、「この先どうなるのか気になる〜」と思った人が単行本を買いはじめ、マンガが売れていきます。そしてGWあたりで売り切れが話題になり、さらに流行っていきます。

コロナ禍で自粛中に配信で見る

そしてなんと言っても大きかったのは、コロナの自粛期間。
丁度盛り上げてきたタイミングで、自粛中やる事なくて配信で見たという人も多かったと思います。
普段だったらなかなか見る暇ない人に、見る時間ができたというのは大きかったと。

そんな下準備が出来た所で迎えた映画公開。とてつもないタイアップの量で街中やコマーシャルで目にする機会も増えていき、最後にダメ押しのTV放映。配信でも見なかった様な年齢の方々までが、見る様になりました。

映画館の上映回数が時刻表並み

コロナ禍で洋画の大作が軒並み延期となり、映画館もコンテンツ不足。
たくさんお客さん入りそうな映画なら、見られないと取りこぼしてしまうより、1日何回でもたくさん劇場開けて見てもらった方が良いんじゃない?
という事になったのでしょう。
1日30回とか40回とかやる劇場が現れました。それでもお客さんが入るというのがスゴイですけどね。

今回宣伝は、予告編もTVCMもそれほど内容を見せていないですし、何種類もある訳ではないです。


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