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頭の痛い売掛金の回収、その前に

  

  整備事業者が修理代金を売掛にすることは少なからずある。
 そんな事業者からの相談で一番多いのが売掛金の回収だが理由は様々。

 支払いの締め日がある会社なら仕方ないが『昭和の流れ』のままの悪弊でもあり、ある意味必要悪かもしれない。
 そう考えると、避けられる売掛は出来るだけ避けたほうがいい。
 売掛をするのは・・・

  ・近所の人
  ・親戚
  ・幼馴染
  ・学生時代の同級生(先輩、後輩)
  ・兄(弟)の友だち
  ・付き合い、取引の長い人  等

 だから余計に回収にも動きにくいから事業者に聞くと、だいたいこんな答えが返ってくる。

 ・請求書は毎月送っている。
 ・いつか払ってくれる
 ・身近な間柄だし人間関係が出来ている
 ・いい加減なことはしない(されない) 等
 
 もちろん、相手はほとんど前述の人たち。 

 こういった相談を聞くようになって、「売掛金に時効がある」ことを知らなかった(毎月請求書を送っている=時効は成立しない)という事業者がいかに多いかを知った。

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