普通の子にはなれないよ
わたしの息子は24週563gで生まれました。
2023年現在、体は健康そのものですが
知的な遅れがあり、特別支援学校に通う中学1年生
でも、知性は小学校2年生~3年生といったところ。
わたしは、いつもいつも息子を𠮟りつけてばかりで
怒るわたしをここ数年で
少しずつ受容はしてきたものの
どうしてこんなに毎日
怒ってばかりなんだろう。
どうしてこんなに
ヒステリックに怒鳴りつけてしまうんだろう、
と自己嫌悪になることも多く
改めて、考えてみました。
怒りは、2次感情と言われていて
怒りを生む前の感情があるといわれます。
ここは、もう自分でも
明確にわかっていて
わたしは、
息子の将来が不安で怖いから
怒っている
障害があるから、あれもできない
これもできない、選択肢が少ないのは
不幸なことで、彼は幸せには
なれないのではないか
そんな不安があって
息子の行動、言動に一喜一憂して
怒鳴り散らしている。
↓このときもむちゃくちゃ怒った
たいていのことは
原因がわかればすっきりするけど
原因がわかったとて、
息子の将来が心配だということは
まったく払しょくされず
イライラした日々を過ごしている・・・
と、いうようなことを
カウンセラーの友人に話していて
友人はふんふんと聞きながら
いろんな質問をわたしに投げかけてくれ
前後の文脈は忘れてしまったけど
友人のこの一言でわたしはハッとした。
「でもさ、普通にするっていうのは
無理やん?」
一瞬、頭を何かで殴られたような衝撃を感じつつも
なんだか、肩の荷が下りたような気がした。
そう、わたしは
息子に、普通の子になってほしい
(いつか普通の子になるはずだ)
と期待をしていたんだ、と。
それはまるで、
ネコなのにイヌになるんじゃないか?
と思うようなことなのに
わたしは、
なんでイヌにならないんだよー!!(悲)
と怒っていたんだなぁ、と。
ネコに向かって
「何、ニャーニャー鳴いてんねん!!」
と言ってたんだなぁ、と。
そう思ったら、すごく滑稽な気がして
笑えた。
わたしは
息子の障害を受け入れている気でいたけど
ぜーんぜん、受け入れてなかった
そんな気づきがあっても
毎日息子を怒鳴ってるけど
なんでニャーって泣くねん!
というような理不尽な怒りではなく
ただ”うるさい!!”というような
シンプルな怒りになったように思う
#怒んなや
普通に話せなかったり
(何を言ってるのかわからない)
勉強ができなかったり
文字がうまく書けなかったり
できないことがたくさんあって
この子の将来はどうなるんだろうと
不安が尽きることはないけど
幸せな障害児目指して
今日も笑って生きようね。