ママは傲慢だ
”離婚して寂しい思いをさせてごめん”
”何回も苗字が変わってごめん”
”小さく生んでしまってごめん”
”生死の境をさまよわせてしまってごめん”
上の娘の時は離婚と再婚をし
下の息子を24週で出産したわたしは
（息子は563ｇという小ささで生まれ
6か月間入院）
ずっと子供たちに対して
つらい思いをさせて申し訳ない
という思いを持っていた。
（正確には今も少しは持ってる）
＠春日大社
そんな話を娘（当時20歳）にしたときのこと。
娘が、弟の頭をなでながら言った。
「ねえ、うちらバカにされてるよ。
ママはさ、ママがしたことで
うちらがつらい思いをしてるって思ってるんやろ。
ママのしたことででうちらが不幸になると
思ってるんやろ。
うちらはそんなに弱くないし。
ママに何か言われても何かされても
別にそれが不幸なわけじゃない。
自分が誰かを不幸にする力を持ってるなんて
それってすごい傲慢やと思うわ」
ご、ごうまん・・・。
なかなかにパンチのある言葉で
ちょっとクラクラしたけど
娘のこの言葉は
わたしの子育てを楽にしてくれた。
そうだ。
この子たちは、
わたしの力で幸せになったり
不幸になったりするわけじゃない。
幸せになる力をそれぞれが持っているし
わたしはこの子たちが
大人になるまでの保護者なだけで
それ以上でもそれ以下でもない。
見守るだけで、いいんだよね。
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