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自律人材を見抜くたった二つのヒント

自律的人材の必要性が叫ばれています。

一方で、どうやって自律型人材を面接で見抜くのかは難しいとされています。しかしながら、私は、外国人を含む過去数百名の面接と結果を見てきた立場から、以下の二つの傾向があると考えてます。(注意:必ずしもすべてにあてはまりせん)

❶自己紹介をお願いします。

単純な質問ですが、これに対する回答は、ざっくり分けて2つのパターンがあります。

まず、日本人に多い 所属→個人 の順番で自己紹介をする方です。例えば、「XX会社のXXです。」から始まり、「所属の中の自分」の立ち位置、所属の中でどう活躍したかを多くお話される方です。この方は自律力が弱い可能性があります。

一方で、日本人には少ないですが、「私は、XX(例:エンジニア)です。所属は今、XX会社に所属しております」という具合で、自分自身の専門性なり人となりから紹介が始まり、その後に、関わるネットワーク・所属を紹介していくという話し方です。このような紹介をされる方は自律的である方が多いと思います。

たかが、紹介の順番・プロセスですが、潜在意識的に、自律的に考えているか、依存的に考えているかをよく、聴き分けることが必要です。

❷中長期的な貴方の目標を教えてください。

非常にオープンな質問ですが、これにも2パターンの回答をされる方がいます。

一つ目が、その所属している組織内での目標を話す方です。例えば、「今の部署ではXXがノルマなので、これに向けた企画を考えたい」などです。あくまで組織内に視点がとどまっており、組織から課された課題に取り組む姿勢が強く、自律が弱い可能性があります。

一方で、「世にこういうサービスを生み出したい」、「社会をこのように変えたい」、「自分がこのように変わりたい」というように、より視座の高い目標を話す方は自律的である可能性が高いでしょう。

当たり前の質問ではありますが、その答え方の特徴を知るだけでも、ある程度の自律力は把握できると思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。




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