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企業人事戦略に必要なたった2つだけのこと

企業(組織)における人事戦略はシンプルでいい

私自身、4つの業界と、5つの国を跨いで、人財に関する仕事を25年間、重ねてきました。様々な経営思想、人事戦略に触れ、一人者にもお話を聴く機会もたくさんありました。その中で、感じたことは、2点だけです。

✅人材戦略で目指すものは極めてシンプルであること。

✅シンプルなのに、何故かできないこと。

その人事戦略で目指すシンプルなこととは

❶社員が「やるべき、やれると感じている仕事」に取り組んでいること

「当たり前のことではないか」と思われるかもしれません。当然人間は、「自分自身がやるべきだと深く納得している仕事」であれば、100%の力が出ます。

よくある事例としては、「全く希望に反する配属」をされてしまった。これで、力は半減してしまいます。JOB型の欧米企業では、まず、希望に反する仕事に就くことは稀ですが、いまだ日本企業では、このような話をよく聞きます。

また、リーダー級なのに、事務職のような仕事をしている(1レイヤー、2レイヤ―下の仕事をしている)。JOB型でない日本では、よくあることです。これで、さらに力は半減してしまいます。

上記、当たり前のことですが、「やるべき仕事」をやる。「やるべきレベルの仕事」をやる。このシンプルなことが、できていない企業が日本には、非常に多いと感じます。

❷優れたリーダーがいること

また、仮に❶が、叶えられている組織であったとしても、やはりトップの舵取りを間違ってしまうと、組織は沈んでしまいます。事業におけるポジショニングというのは、非常に大事なのです。名だたる大企業、優良企業の大多数の8割は、普通の人たちであり、全員がスーパーマンではありません。リーダーの舵取り、統率が優れているのです。通常リーダーが間違った経営判断をすると入れ替わるのが世界の常識です。

「しっかりリーダーを育てている」、そして、「その育った有能なリーダーをしかるべきポスト」に置いていることが大事です。しかし、いまだにメンバーシップ主義で、長く在籍している人、仲良しの人をリーダーに据えてないでしょうか?

このとってもシンプルな2点だけを満たすのが、あるべき人事戦略としてあるべき姿であると思います。非常にシンプルです。でも、何故か、多くの企業はできません。

しかし、仮に組織は変わらなくても、個人は変わることはできます。新しい時代のキャリア形成を学んでみませんか?






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