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管理職を降りた人が100倍元気と創造力があがった理由!

日本の管理職。これは、先進国で最低レベルの賃金とモチベーションになっていると世界では有名な話。もちろん、管理職の仕事サイズにもよりますが、一般に大手企業の管理職報酬は、東南アジアの外資系を下回ります。

さて、管理職を降りるとどうなるのか?という話を、多数の方々の話から聞いてみましたので結論まとめましょう(あくまで、一部の意見です)

管理職を降りた人の一部の意見

1.思った以上に後悔はない

2.管理より実務が好きなので、遣り甲斐増した

3.「やらねばならぬ」から、「やりたいこと」への変化=創造力

4.一方で、降りた以上もう日本の企業文化で再選はないだろうと思うと、壁を感じる

◆最後に「降格はできるのか?」について考えます

一つ一つ見ていきましょう。


1.思った以上に後悔はない

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よく、管理職を降りるなんて、今後の生活どうなるの?昇進しなくていいの?遣り甲斐がなくなるんじゃない?と言われます。

しかし、多くの方に聞いてみると「さほど、後悔はない」です。

まず、例えば年収です。大手企業ですと、課長手前で900万円➡課長になって1,000万円になったとしても、可処分所得は50万円ほどしか増えません。(あくまで仮のケースで、かなりざっくり計算です)。よって、その50万円の為に、仕事の倍増と、部下の管理、責任感を一挙に背負うということになります。よって、課長を降りても、手取り50万円減るだけで、大きなインパクトはないということになります(一つのケース)

仮に副業ができるなら、その50万円は、副業で稼げてしまうかもしれません。

また、権限です。

これも、課長になって権限が上がるかと思いきや、そうでないケースが日本企業にはあります。部下の異動権も、評価権も、予算権も実質、部長が持っているというケースです。課長手前と何も変わってないじゃないか。。となることもあります(ちなみに、あまりに権限がないから、法律上の管理監督者にならないケースもあります。)

2.管理より実務が好きなので、遣り甲斐増した

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管理より実務が好き

実は、すべての人が「管理・統括」が好きなわけではありません。これは、キャリア理論で有名なキャリアアンカーによっても、わかってきています。キャリアアンカーは、8つあり、「管理」「専門」「奉仕」など様々な価値観は、人によって違うのです。

全員が、組織を統率する「管理型」になりたいかというと違います。よって、実務が好きという方がいても、何らおかしいことではないんです。

日本企業は、「みんなが管理職になりたいはずだ、してあげなきゃ」など親切心で、シニアな方々は考えますが、有難迷惑ということもあるのです。

実務に復帰したら、やりがいが倍増した!ってケースさえあるんです。その方が、組織にとっては健全かもしれませんね。いやいや、管理職をやる人をアサインするより、明らかに健全です。

3.「やらねばならぬ」から、「やりたいこと」への変化=創造力

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管理職の場合、「管理」ですから、上位の命令をかみ砕いて、部下に落とす役割があります。中間管理職というのは、日本においては、ほぼ権限がなく、やるべきこと=To DOが増えるだけというのが大きな傾向です。

しかし、これから解き放たれると、To Doがなくなり、より自由な発想が生まれた、いろんなことに挑戦したくなったという方も多いんです。

社内、社外問わず、そのエネルギーをもっと違う良い方向に向ける創造力が発揮できる瞬間です。この方が健全かもしれませんね。

では、そもそも降格はできるのか?

正直、今の日本の会社の制度では、簡単に降格はできないでしょう。懲戒にでもならない限りですが・・

特に管理職から一般社員への降格は、組合があれば、大きな問題になりますし、会社としては、他からも見え方も気にするでしょう。

訴えても、管理職のまま、閑職に異動させられるのが落ちでしょう。

しかし、管理職になってしまったら、もう引き返せないわけではありません。

よって、ポジティブに降格するとしたら、転職が一つの選択肢にはなります。その際、いきなり課長は難しいから、その一歩手前で、という転職が可能な場合があります。

課長➡課長という横滑りもありますが、一歩手間になることも多いんです。よって、この方法で、一つ下のグレードに下がることは可能です。

本来は管理職自体にやりがいあるのがベスト

本来は、こういった降格ではなく、管理職自体がやりがいを持ち、その権限、業務の質、収入に満足されるようになることを切には願います。

何とかならないでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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