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入院中のお部屋事情

入院中のお部屋ってみなさんどんな感じですか?

短期の入院であれば、4人部屋や2人部屋など複数の患者さんと相部屋、抗がん剤治療など管理が必要な人は個室になりますよね。

自分たちは、入院初日から1週間は相部屋(2人)でした。

神経芽腫の原発層を摘出手術以降は、術後管理から抗がん剤治療スタートの為ほとんどが個室でした。

コロナ渦というのもあり、4人部屋が2人部屋、2人部屋を個室として使用していました。

そして、抗がん剤治療スタートしてからは、薬剤ポンプが常時2台ときには3台あり、コードの量もかなり多く、管理も複雑になるので自動的に個室になっていました。

まず、ルートも複雑・医療機器の多さでコード類も多く、引っかかって転倒防止・抜けることの防止も考えられるので個室以外ない感じでした。

1ヶ月の無菌室生活

通常抗がん剤治療が終わった後、昨年5月の1ヶ月は「大量化学療法」「自家造血管細胞移植」のため無菌室生活。


無菌室内のソファ


入浴台

部屋の全貌の写真がないのですが、大人が3人ぐらい座れるくらいのソファ
入浴できる台座があり、トイレもあり、そして一般的なオフィスデスク、テレビと冷蔵庫(個室と同じ)、ベッドがあります。

テレビや冷蔵庫とトイレはどの個室にもあるものですが、大きな特徴があります。

①1枚目のソファがある部分の天井に喚起ファンが常時作動しており、息子は基本的にファンがある区域から移動をなるべくしない。

②付き添いの食事はデスクがあるところで患者とは別で食べる。

③トイレも部屋のトイレのみ使用

③部屋の掃除も看護師が防菌装備をして2回/日 

④患者と寝るのも別(付き添いはソファ)

など無菌室ならではの取り決めが多くありました。

部屋自体の広さは普通の個室より広く過ごしやすいかとは思いますが、制限が多くて快適ではありませんでした。

その時は1ヶ月連続で付き添いだったため、付き添い入院のなかでもっとも辛く心身ともに疲弊したときでした。

大量化学療法・自家造血管細胞移植はスタッフや医師もかなりピリピリして、今まで以上に管理も厳しくされていた。

それだけデリケートなことであり、重要なことをしてもらっているのだと素人からみてもわかるくらいでした。

無菌室生活が終わったあとのいつもの個室がリゾートホテルのように快適に思えて感動していたのが懐かしいです。

そんな辛いときを乗り越えた息子は何よりも強く輝いていました。

それだけのことを乗り越えたから小児がんなんかに負けるはずかない!!

そして今もなお辛い治療をしている方々が負けるはずがない!!

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