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【コミュ障の趣味史⑧】カーリング

気づいたら冬季オリンピックが開幕していました。
塾講師をしているとゴールデンタイムに仕事をしておりテレビが見れないため、開会した実感がありません。
今回のオリンピックは時差が少ない北京での開催なのに、何とももったいない気分です。

オリンピックは夏よりも冬

実は、夏のオリンピックより冬のオリンピックの方が好きです。なぜなら私がハマっているカーリング、ショートトラック、アイスホッケーこれらは全て冬の競技だからです。
冬の競技は夏に比べて駆け引きを楽しむ種目が多いように感じます。
というわけで、本日から3日間私の好きなウィンタースポーツについて紹介したいと思います。

ソチオリンピックから観始める

カーリングに興味を持ったきっかけは、2014年のソチオリンピックです。女子の試合を見たのですが、一投ごとにストーンの配置が目まぐるしく変わっていくところに興味を持ちました。
カーリングのショットは大きく分けると、狙った位置に置きに行くドローショットと相手のストーンをはじき出すテイクアウトショットの2種類あります。テイクアウトショットの中にも、自分のストーンをその場でとどまらせるヒットステイ、自分のストーンを狙った場所に動かすヒットロール、相手のストーンの前につけるフリースなど細かく分かれており、これらのショットを状況に応じて使い分けます。

カーリングは最後の投げる後攻が有利なので、後攻の時は基本的に2点以上を狙います。一方、不利な先攻の時は1点獲得(スチール)を狙うか、相手に1点を取らせて次のエンドを有利な後攻で迎えることを目指します。点数状況やストーンの配置に応じて、点数を取りに行く、リスクを取らずにブランク(お互いに点が入らないこと)を狙う、相手に1点取らせる、など様々な戦略を使い分けます。

繊細な女子カーリング

女子のカーリングは男子と違い繊細なショットが特徴です。力ではじき出す男子より、繊細なショットを用いて駆け引きする女子のカーリングに魅力を感じます。
ソチオリンピックでは惜しくも決勝ラウンドまで進めなかったのですが、カーリングの本場であるヨーロッパのチームとも互角に戦っているのが印象的でした。

もぐもぐタイムは当たり前

2018年の平昌オリンピックでカーリングブームが巻き起こり、もぐもぐタイムが話題に上がりました。競技の中身ではなく休憩時間にスポットが当たるなんて実にくだらないと思います。おそらく、大衆向けに報道するにはルールが複雑なため、分かりやすいもぐもぐタイムを話題にしたのでしょう。

平昌オリンピックから見始めた人にとって、休憩中に食事をとる光景は新鮮に映ったと思います。しかし、カーリングを知っている立場からすれば、休憩時間に軽食を取るのは当たり前なのです。1エンド8投ずつ投げ、自分の投げる順番でないときもスイープをするのですから著しく体力を消耗します。選手たちはエネルギーを補給するために、軽食や手軽に栄養を補給できる食品などを食べているのです。

今回の予選は厳しい道のりだった

オリンピックになるとファンが増えますが、そこまでの道のりを知っている人がどれだけいるでしょうか?
実は今回のオリンピック出場までの道のりは極めて厳しいものでした。予選の仕組みを簡単に紹介すると、オリンピック前年と前々年の2年間における世界選手権の合計ポイント上位が優先的に出場権を獲得し、残りは敗者復活的な大会に回ります。今回、日本は世界選手権で出場権を獲得することができず、敗者復活ラウンドの3枠を何とか勝ち取ることができました。

オリンピック本番では、ぜひ前回の銅メダルを超える成果を上げてほしいと思います。

得点基準がはっきりしているスポーツが好き

ちなみに、日本で大きく報道されているフィギュアスケートには全く興味がありません。採点競技は基準がわかりづらく、あまり好きにはなれないのです。
0.01秒でも早くゴールすれば勝利のショートトラックや、ゴールに入れば得点が入るアイスホッケーの方が見ていて楽しめます。

今回、私の記事としては珍しく季節感を取り入れた文章を書きました。
次回も季節感あふれるウィンタースポーツについて書いていきたいと思います。

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