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【赤いガラスは金を混ぜて着色】色ガラスの着色は絵の具ではやらない

沖縄に行って、琉球ガラスをお土産に買われた方はご存知かもしれませんが、赤い色のものは他の色のものと比べて値段が高いです。
いつも、お店の方に説明してもらったりするのですが、お店によって少し違う説明をされたりして、結局は忘れてしまいます。

なぜ、赤い色の琉球ガラスのコップの価格が、例えば青い色したガラスのコップよりも高いのか?
もしかしたら、これから説明するものがかかわっているかもしれません。

色ガラスを作るためには、溶かしたガラスの絵の具などの着色剤を混ぜるのではなく、金属やその酸化物・硫化物などを加えて化学反応を起こさせて発色させているのです。

そして赤いガラスを作るために、混ぜているのは一般的には「金」というのです。
「金」と聞くだけで高価なイメージがありますよね。


ちなみに、色ごとに加えるものが違います。

赤いガラス→ 「金」
青いガラス→ 「コバルト」
黄色いガラス→ 「銀」
紫のガラス→ 「マンガン+銅」
緑のガラス→ 「クロム、鉄、銅」
茶色のガラス→ 「鉄、硫黄」

ガラスの成分は繊細ですから、少しでも条件が変わると、色の出方もさまざまになってしまうそうです。


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