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「すし」名前の由来

11月1日は、「全国すしの日」でした。

握りずしが生まれたのは、江戸時代。
19世紀の江戸時代後半だと言われています。
握りずしを大成させたのは、現在の墨田区両国の「与兵衛寿司」の、華屋与兵衛という方だと言われています。
江戸時代の江戸前寿司の人物で、江戸三鮨のうちの一つ「与兵衛寿司」を開業しました。


実は、お寿司は、その江戸時代ではなく、もっと古く鎌倉時代に日本最古のお寿司屋さんの創業していました。
奈良の「つるべ寿司弥助」の創業は、なんと鎌倉時代の初め800年以上前だとされる歴史があり、今なお現存する日本最古の寿司屋さんとして知られています。

さらに、お寿司の歴史はまだまだ古く、食べられていたのは奈良時代と言われています。

当時の「すし」を、「熟れずし」といってました。
魚や貝に強く塩をして、ご飯の中に漬け込むと、発酵して保存が効きます。

この熟れずしは発酵熟成に数ヶ月から数年もかかり、周りの米は酸っぱくて食べられないそうです。
「すし」は、もともと発酵した米の酸味で食べるものだったのです。
広辞苑にも「すし」は、「酢し」の意味だと載っています。

すなわち「すし」の名前は、この酸っぱいことに由来しているのです。


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