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政策立案コンテストグランプリ作品紹介。青少年が抱える性の問題に迫る

2019年12月7日、全国のCARP中から早稲田・慶応大学チーム、中央大学チーム、京都大チームそして、熊本大学チームが神奈川に集い、政策立案コンテスト2019が行われました。

そこで熊大CARPは「親から始める性教育ー家庭教育でつなぐ地域の輪ー」というテーマで発表し、なんとグランプリに選ばれましました!!

おめでとうございます

今回はその発表してくれた内容について紹介していきたいと思います。


熊大CARPは、幸福の源泉である

「愛と性の問題」

を解決する政策を提言してくれました。



熊大CARPの発表の一部ですが未成年の人工妊娠中絶率が全国で14128件に上るそうです。

これは深刻な数字です。中絶は生まれてくるはずだった子どもにとっても、また、その母親、父親にとっても非常に悲しい出来事です。


未成年において後悔するような性交渉が
多く行われている

これが青少年が抱える性の課題です。

また、避妊に至らなくても男性、女性問わずに性に関して悩んでいる人は多くいるのではないでしょうか。



熊大CARPは上記のような問題が起きている原因は

1.未成年の性交情報源が友人先輩やインターネットであること

2.家庭における性教育が不十分であること

であると言及してくれました。


その上で親による正しい性教育が行われるべきであるという考えのもと

熊本で行われているくまもと「親の学び」プログラムにおいて性教育の内容を充実させること

を提言してくれました。

細かい内容は割愛させていただきますが本質をついた素晴らしい提言だと思います。


最後に今回政策を考え発表してくれた熊本大学修士1年の井立田くんにインタビューした内容を乗せようと思います。


・性教育をテーマにした理由はなんですか

教育学研究科の大学院で、性教育の講義を受けました。その時に、多くの学校の先生方が「性」についての話を子供たちにするときには、難しさを感じると話していました。

例えば、性行為をしてしまった生徒に対して、してはいけないということを、どのように説明するのかなどです。

私自身もこれまでに性教育を受けてきましたが、ほとんどの内容が生殖に関する内容と避妊に関する内容であったと感じています。

そんな経験とも照らし合わせながら、本来性教育はどうあるべきかを考えてみたいと思ったので、今回性教育をテーマに政策を考えました。



・大学生にも何か政策に関わることでメッセージがあればお願いします

公に話題にすることが、恥ずかしいものとされている性の内容ですが、

この内容こそ幸福の源泉であり、命の出発点ともなる極めて重要な内容ではないでしょうか?

性をどのように捉えるかで、人生が決まると言っても過言ではありません。

多くの人と経験をしていることがいいことだと考える人もいるでしょう。また、生涯を通してひとりの人とだけ関係を持つことがいいことだと考える人もいるでしょう。

「性」によって命が生まれるのです。この問題を真剣に考えてみませんか。

それを考える上では、価値観の押し付けではなく、「どんな生き方が幸せだろうか?」と本気で考えてみることが何より大事なことではないかと思います。



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