見出し画像

A.メヒア

今回はカープのドミニカン助っ人メヒアについての考察です

以下の画像はメヒアの一軍成績をまとめたものです

試合数が少ないためサンプル数にかける部分はありますが昨シーズンは打撃的にはかなり良い成績を残せたと言えるでしょう
ちなみにOPSはバティスタより僅かに高い

しかし気になるのは三振の多さです
三振率は昨年のリーグ平均が19.1%だったのに対してメヒアは27.3%と大きく上回っています
これはバティスタより悪くチームの中でそこそこ打席に立った選手でこの数字よりも悪い選手は下水流だけです
メヒアはここから推察すると三振の多いタイプだと言うところが言えるでしょう
レギュラー定着となるとここら辺の数字は改善しておきたい所です

次に細かいデータを見ていくと
ボールゾーンスイング率は昨年は43.96%と非常に高く(リーグ平均は28.6%)ボール球にかなり手を出している打者だとわかります

また、ストライクゾーンのスイング率は81.67%とかなり積極的にスイングしていくタイプだということが分かります
ストライクゾーンの空振り率は11.67%とそこまで悪くなくストライクゾーンに来た球に関してはコンタクト出来る能力はあると考えられます
そのため、メヒアの三振数が多い理由はボール球に手を出しすぎ、そして空振っているためと考えられます

そのため、成績を伸ばすためにはボール球には手を出さないということが必要だと考えられます

また、ストレートの打率が.176と低く速球系に弱いと考えられます
当然一軍で活躍するためにはここの数字を伸ばす必要がありますし得意まではなくても苦手にはしない程度の成績は残して欲しいです

2 メヒアが出場機会を増やすためには

メヒアの起用法を考える上ではやはり外国人枠という問題は欠かせません
現状のカープは野手の層が厚い一方で投手層が薄く昨年は投手運用が火の車でした
それはおそらく今年も続くと予想されるので今季の外国人枠も昨年同様に投手3野手1というのが基本路線だと思われます

そのため、メヒアはバティスタと一つの外国人枠を争うことになります
メヒアは打力は高く十分一軍レベルの選手ですが昨年までは打撃、守備両方においてバティスタの方が数字は高くまた、バティスタの方がチームに不足しがちな長打力に優れている面があるため、バティスタのバックアップ要員として二軍暮らしが長くなっています

しかし、二軍ではOPSは1を超えて無双しておりもう二軍ではやる事がないレベルにいると思われます
では、メヒアはどうすれば使われるようになるでしょうか?

まず、メヒアは打力を求められている立場ですから打力の向上は必要です
そのため、先程述べたように三振率の改善は必要ですがそれと共にもう少しホームランの数を増やして欲しいと思います
理由としてはメヒアのような打者はカープにはかなり多く、打力を改善しても希少性という面でバティスタに劣るためです
そのため、ホームランを増やすということは不可欠なことだと思われます

メヒアのバティスタと比較した時の武器としてチームでは層が薄いサードを守れるという所があります
ただ守備能力がそこまで高くないため一軍では使われないですが守備改善の見込みがあるならサードをメインでやってみるというのはありかなと思います
サードならサードの安部が不振に陥った時などに需要が出てきますし将来的にもバティスタとポジションを被らせるのはマズイでしょう

メヒアは打力が高く真面目さも買われている選手なので今シーズンは僕なんかの想像を超えて活躍して欲しいですね
以上メヒアについての個人的な考察でした


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?